COSINA 20mm F3.8をNewFM2で | Photograph to Life ~生活に写真を~

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COSINA 20mm F3.8をNewFM2で使ってみた写真が出来てきました。

フィルムはSUPERIA VenusのISO400で、絞りはF8あたりだったはず。で、描写としては、やはりフィルム用のレンズだなという感想です。

Photograph to Life ~生活に写真を~-COSINA20-FM2-001 ・水戸市駅南桜川

20mmらしい、広がり感のある描写が得られる。太陽位置は左上方で、ほぼ西向きで撮影している。同程度までの絞りでもD700では若干の周辺光量落ちが見られるのだが、NewFM2では光量落ちは見られない。この辺りはデジタルではよりシビアな設計が必要なのだと分かる部分だ。
発色は、自然で好感が持てる。安く売られたレンズであるが、基本的な素性は悪くないと感じる。

Photograph to Life ~生活に写真を~-COSINA20-FM2-002

派手にフレアやゴーストが出るという噂があったので試したのが上の写真。ギリギリで太陽が入らないフレーミングで撮影してみた。太陽がほぼ正面の上方という、条件としてはかなりいじわるなものである。
ファインダーでは見えないのだが、実際に写真になってくると思い切りフレアが出ている。しかも、5枚しぼりであることがはっきりと分かる五角形のフレアである。これはこれで面白いが、はっきりと五角形に出てしまうのでむやみと狙うのははばかられる感じだ。

D700とNewFM2で使ってみて感じたことだが、このレンズは決して「安かろう悪かろう」のレンズではなさそうだ。むしろ、純正品では比較的高価になりがちな20mmという広角を安価に楽しめるという点で言えばコストパフォーマンスは高いと言える。
銀塩MFの一眼レフを使っていて20mmが欲しいというのであれば、なかなか出物が無かったり高価だったりする純正でなくこのレンズを選び、余ったお金をフィルムや現像代に当てる方が楽しめる。
以前よりは値段が上がているようだけれど、まだまだ1万円台でデッドストックの新品が出てくることもあるので、興味があれば探してみるのも良いと思う。


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by TREview