板東俘虜収容所(ばんどうふりょしゅうようしょ)

 

大正時代、日本とドイツが中国青島(チンタオ)にて交戦した「日独戦争」によって、捕虜となったドイツ兵のうち約1,000人が、板東俘虜収容所に収容されていました。 

 

収容所所長の松江豊壽(まつえとよひさ)大佐の人道配慮により、規則の範囲内において自由な収容所生活を送ることができました。 

 

ドイツ兵たちは自主的に文化・スポーツ活動や、農業・土木建築作業にうち込み、地域住民とも様々な交流を行っています。

 

 

板東俘虜収容所(ばんどうほりょしゅうようしょ)跡見取り図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵舎第5棟 

 

収容所正門から北にのびる「大通り」の両側に幅7.5m、長さ73mの建物が4棟ずつ、合計8棟建てられていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒保付属便所

 

酒保(しゅほ)とは、軍事施設内にある

日用品・飲食物などの売店の事。 

 

板東では、日本製のビールも販売されていました。 

この施設の北東側には便所が設けられ、レンガ積みの基礎が残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ兵の慰霊碑 徳島・松山・丸亀および板東の収容所で事故や病気により亡くなった捕虜11名を慰霊するため、1919年に捕虜自身の手によって建てられました。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ兵と地域の人々の友情にまでつながったこの収容所は、後に「奇跡の収容所」と呼ばれている。

 

 

 

 

製パン所跡

 

 

 

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俘虜と捕虜

 

さて ・・・ 板東俘虜収容所は

 

第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵を収容した施設ですが、捕虜ではなく、”俘虜”と書かれています。

 

俘虜とは

① 戦争で敵に捕らえられた者。いけどりになった人。捕虜。

 

俘虜=捕虜

 

第二次世界大戦以前まで、日本陸軍は俘虜と呼ぶことが多かったようです。

 

 

 

白いタンポポ シロバナタンポポ(白花蒲公英)

 White dandelion(ホワイトダンデライオン)

 

日本の在来種たんぽぽは10種類以上あり、そのなかでも白いタンポポは珍しく特定の場所にしか生息しません。

 

美しい純白の花びらが大きな特徴ですが、白いタンポポも成長過程で黄色い色素が作られそれを分解する酵素があるために花びらが白くなります。

 

出典:https://weathernews.jp/s/topics/201804/070075/

 

白いタンポポは、主に西日本に多く自生しているようです。

 

 

 

2020.03.20春分の日に行ってきました。