現在生きている人間は、多くの危難に打ち勝ってきた者の子孫である。
彼らは多くの危難に勝つたびに、新たな免疫を獲得してきたであろう。
我らその子孫といえども、危難に直面しなければ免疫は働かないまま。
想像のほかの免疫系を持っていても、働かせないで一生を終る場合が多かろう。
それはそれで幸せなことである。
しかし、人生は一寸先が闇であり、大きな危難が襲わないとは言い切れない。
とすれば、免疫系が活性化するような小さな危難があった方が良いともいえる。
逆に安穏な日ばかり送っていると、いざという時に免疫が役に立たない。
多少の怪我や寒さ暑さ、病原菌にさらされるとか、風邪をひいても薬を飲まない。
眠っている免疫系が活性化する!
やたら必要もないサプリなどを摂ると、安心しきって免疫系が眠ってしまう。
自分でつくれる物質をつくる能力が衰えるのではないか。
私は医師でも研究者でもないからあくまで推測であるが、
自分の実践とそれによる健康度の高さから、そんなことを思うのだ。