やはりというか、こうなることは目に見えていた一人っ子政策。そもそも、急速に増加する人口を封じ込めようとしたのがこの一人っ子政策だ。だが、いま経済成長を遂げ、曲がりなりにも世界第二位の経済大国となった中国。まあ、中身はともかくとして・・・・。
一人っ子政策は、負の遺産を残している。一人っ子。子育てをする親は、非常に愛情を注ぎやすく、目が行き届く。その反面、過度な愛情は、自己中で精神年齢が幼い子供達を生み出すことになる。たとえば、少しうまくいかないと、すぐふてくされ、わがままになる。親は問題を起こす子は可愛いもんだから、そのわがままを許すことになる。
さらにエリートとして育てられ、躓きを知らない子供は、大人になって、その強烈な挫折感を味わうと、極端な行動をとることがある。もし、健全な家族ならここで「なにくそ」と発奮していこうとするが、そうでないとすべてを社会のせいにして引きこもるか、残忍きわまる犯罪に手に染める。また、ある種、闇で社会を操ろうとする。
共産党一党独裁である。共産主義は、権力者にとって誘惑の多い主義思想で、己らが権力を握るととたんに金の亡者に代わってしまう。不正蓄財は当たり前になる。共産主義とは労働者とともにあることにある。権力者は己の懐よりもつねに労働者のふところを潤すためにある。しかし、現実はそうではない。彼らが最も嫌い革命を起こした原因でもある貴族的世界観になってしまっている。
まあ、一人っ子の場合、社会福祉という点で厄介な状況を引き起こすことになる。ゆっくりだが一人っ子政策は中国を根底から覆す、静かな革命とでも言うべきか。家庭・家族が崩壊(バラバラ)すると国が崩壊するという逸話がある。
まさにいま中国はその現状と向き合うことを突きつけられている。
ただ、このことは日本とて同じこと、深く考える必要があると思う。