中国が、突然、日本の自衛隊に援助要請をしてきたとか。
日本のほうもそれに応える形だ。
ところで、中国には2つの政府があると中国の専門家の間では言われている。
ひとつは胡錦涛主席が指導する政治、外交、経済などの表の顔。
もうひとつは、人民解放軍という軍組織の存在。
政治と軍事が、ひとつではなく二つに分かれている。軍の行動が判らないということが表の組織の中では良くあることらしい。
話し合うときは、ふたつのアンテナを使って会談するという。米国はその手を使っているらしいのだ。
ところで日本が中国の幹部たちに手玉にとられているかのような状態に見えるのは、日本は表しか会談できないからでもある。つまり、憲法9条が足かせになって中国の人民解放軍との話し合いが出来ないじょうきょうなのだ。
憲法九条では、戦力や武器を持たないということで全ての諜報活動も出来ない状況にあるからだ。ただ、理不尽な要求には、表でもあっても「ノー!!」と言い続ければ自ずと変化する。故小渕首相の時、断固とした態度で突っぱねたという経緯がある。
ところで、日本の自衛隊ほど国際救援に向いている軍隊も珍しいのではないか。いわゆる武器を持った緊急援助隊という言い方がふさわしいのではないか。
日本のこういった救援作業は、他国の軍と比べれば迅速、正確である種、軍なのにハイパーレスキュー隊なみの効果がある。
数だけの人民解放軍とはちがいきっちりと仕事はしてくれるはずだ。まあ、そうはいっても、人民解放軍は、人命救助よりも核施設、それ関連の部署に着かされて、人がいないのが現状なのではないか。
とはいえ救援活動で日本の存在をアピールすることは非常にいいのではないか。江沢民と比べれば・・・・。なにせ、日本の緊急援助隊に対する中国国民の印象はいいようで、この機に乗じて、胡錦涛は手を打ったとも言える。
反日から親日の数をふやす絶好の機会とも言えるのでは・・・・。