オドゥーブルの後に出たのは冷たいパンプキンスープです。冷たいスープはポテトのビシソワーズをよく頂きますが、こちらのスープもなかなかです。一緒に出されたパンはご近所のベーカリーで焼かれたもので、温めてあって、いわゆる外はパリッと、中はフワフワです。このコースはメインディシュが二つで、一皿目は「虹鱒のポワレ地中海風、プロヴァンスソース添え」で二皿目が「子羊のロティ、ピストゥ添え」でした。虹鱒がけっこう大きくてこれを頂いているうちにお腹がいっぱいになってきました。ソースは鮮やかな色の割にはクセがなく、口当たりが良くて美味しく頂けました。

 

メインディッシュがお肉かお魚かですと、どちらかを選んだあとに「もう一方はどうなのかしら?」と思うことが多いので、このコースにしたのですが、仔羊を戴く時には頑張る、という感じでした。お味は見た目よりもさっぱりしていますが、巨大なお肉でなくて助かりました。「デザートがケーキだったらもう食べられないわね」と妹と言っていたのですが、出されたのは幸いにも白ごまのプリンで、するするっと頂いてしまいました。お料理のお味は申し分なかったのですが、しいて言えばお野菜が少なかったです。メインが二皿ですので、オドゥーブルはお野菜だけのサラダが良かったかもしれませんが、このコースはお値打ちです。

 

帰りのバスの時間が気になってゆっくりお食事を頂けないのでは、と心配していたのですが、フルコースをコーヒーまで頂いても十分余裕を持ってバス停に行くことが出来ました。時間通りに来たバスに乗り、10分ぐらいでホテルに帰り着きました。一休みしてから温泉に入り、10時頃にベッドに入ったとたんに眠りに落ちて、朝6時にWake up callが鳴るまで妹も私もノン・ストップで爆睡。なんとも幸せな第一日目でした。