乃和といろあそび 9日めー。
流石にまったりムードとなってまいりました
それでも連日ミラクルはおこる
本日は、長野県の伊那から２人のお客様がきてくださいました。
一緒にではなく、別々に
こんなに長期にわたり展示しているのに、同じ日のほぼ同じ時間帯に
そのお二人はなんと…
お友だち同士ときたもんだ
全く別々の場所で、私とお友だちになってもらったんだけど。
びーっくりすぎるぅー？
今回の作品展では、そんなミラクルがたーくさん起こってて、久しぶりの再会を喜ぶ人たちの笑顔の花が咲いています
皆さんがSNSにアップしてくださったおかげで、これを見るために足を運んでくださる方もあらわれるほどになりました。
母としては、全盲の子供を育ててきました。
目が見えない事以外は、普通のこと同じです。
でも、そう思えるのは「今」だからです。
障がいの中で最も少ない視覚障がい。
その中でも、子供の場合は脳に障がいがあることで、視覚機能に支障が出るケースがほとんど。
「目が見えないだけ」と言う子供は本当に少ないのです。おそらく日本国内で、息子と同じ年の「目が見えないだけ」のお子さんは10人いないと思います。それくらい少数
そんな状況ですから、同じ県内では同級生どころか、上にも下にも同じようなお子さんはいないんです。
ですから、盲学校に入っても先生方も全盲児を教育するのは初めて！と言う方ばかり
想いを共有できるママ友はいない。
我が子も、学校内にお友だちはいなかったんです。
子育てではなく、孤育てでした。
そんな経験を振り返り、後からつづく孤育て中のママたちにエールをおくりたい！一筋の光となるものをのこしたい！そんな思いから、本を出せたら…って思ったの。
でも、本を出すって簡単なことじゃないのねー。
莫大なお金がかかることを知って、あっさり断念
だーって、有名になりたいわけでも、お金儲けしたいわけでもなくて、ただただ孤育てママの力になりたいだけだったから…。
でもね、諦めた矢先にたまたま目にしたクラウドファンディングで、タニカワみおさんと言う似顔絵師さんがチャレンジしていた「宮崎の町をアートでいっぱいにしたい！」っていうのを発見
その返礼品に「世界で1冊のあなただけの本をつくろう！」って言うものがあったの。
でね、詳しく見ることもなく体が反応。ポチっていました
クラウドファンディングは、無事に達成！そのあと気づく「あっ！絵本って事ねって」えっ？今更気づいた？？って、自分で突っ込みたくなりました 笑笑
」えっ？今更気づいた？？って、自分で突っ込みたくなりました 笑笑そこから、初めて文章を書きはじめたわけです。
本来なら、絵はタニカワさんの世界観でえがかれるはずですが、私が息子を取り巻くたくさんの方々への感謝の気持ちを込めた「たからもの」と言う作品があるから、どこかの挿絵程度にでもそえてもらえませんか？
って言った一言がきっかけで、たくさんの万華鏡アートがこの本の中に散りばめられることとなったんです。
私は、障がい児の親であることと、アーティスト活動は全くべつものとしてやってきました。
そもそも、アーティスト活動をすることになったのは、「子供が巣立った時に、我が子が手元からいなくなったことによる喪失感で、病気にならないようにするため」だったんです。
100%からの巣症候群になる！って思ってたから。（今でこそアーティストっていちゃってますが、始めた当時は細々とした趣味レベル😅）
でも、タニカワさんのおかげで本来の私として統合されたと思ったの。
長くなりましたが、今回の展示を見た方が「乃和さんの作品がこんなにも優しく温かいのは、原点があの本の中にあるからですね！」って言ってくださる方が何人もいるんです。
今日はこんな感想をいただきました。
素晴らしい作品の数々。
一点一点に、向き合った。
一期一会の作品達が、どれも生き生きしていて、心を掴まれました。
創造の楽しさも、いっぱい感じ良い刺激も、頂きました。
嬉しい
私がガラスを溶かし始めた時からずーっと「笑顔になれる作品作りをこころがけています。」と言ってきました。
本には、「笑顔が見たい！」と強い願いが書かれています。
新しいチャレンジ、誰もやらないようなチャレンジも、「夢を諦めない子供に育ってほしい！」とかいています。
筆文字には、「夢」や「夢は叶う」などの言葉が多いんですけど、本の中にも「叶うまでやりつづけてほしい！」と言う願いをのせています。
そうです。
私の原点はあの本にあるんですね！
我が子に向けていた思いがいつしか、もっと広い範囲に広がって、私とご縁が繋がった全ての方への想いとなって、メッセージを発信するようになっていったんです
そんな事を再確認した今回の個展。
残すところ2日となりました。
たくさんの方に、私のメッセージがとどきますように💕💕