「入院1回目」
9月17日(日)の早朝、
寝ていて、便意を感じ、慌てて、トイレに駆け込んだ。
ところが、便意は、大量の下血だった!
紫色と赤黒い色の下血が、便器一杯に。
慌てて、寝ていた妻に助けを求め、
起きてくるまでの間に、フラフラしながらも、
スマホで下血の写真を撮った!
証拠写真が欲しかったから。
此れが、後で役立つ事になる。
私は、幸いにも、意識は有ったので、
同居の長男を起こすよう、妻に伝え、
また、心臓病で通院中の病院に、診察を頼むよう、ベッドから指示した。
幸いにも、日曜日であったが、
「受け付ける」との回答を得たので、息子の車で病院に向かった。
病院に着くと、
入り口に有った車椅子を借り(転倒防止の為)、
日曜日の受付窓口で、診療の手続きを、長男がしてくれた。
患者さんが一杯で、受付手続き完了までに長時間を要したが、
その間も4度も大量下血した。
やっと、診察が始まり、先生に、事の顛末を伝えると共に、
採血された。
採血の結果は、酷い貧血で、輸血が必要なレベルとの判断で、
緊急入院となった。
下血原因は、「大腸憩室炎からの出血の疑い」という事だった。
その後、心電図検査、コンピューター断層検査、CT検査等をしたが、出血部位が特定できず、止血止めの点滴をしながらの入院となった。
入院中は、止血止めの他、貧血用の薬剤や栄養剤等、
点滴に繋がれた日々となった。
結果、出血が止まったので、流動食から普通食を食べ、経過観察後に7日間の入院後の9月23日に退院した。
この時は、結果的に
出血部位は特定できなかった事になる。
退院後は、幸いにも、下血は無く、
流動食を中心の食事で6日間を過ごした。
「入院2回目」
9月30日(土)の早朝、
再び大量下血し、この時は意識を失って倒れ、救急車で再入院となった。
心電図検査、超音波検査に加え、大腸内視鏡検査を行った。
結果、小腸結腸の一部に出血痕を認め、
小腸結腸内視鏡的止血術を実施し、患部をクリッピング止め
し、止血した。
その後、出血は無く、12日間の入院後に退院(10月11日)した。
入院中に、担当医に、「下血の色から判断すると、下部消化管出血の外に、上部消化管にも出血が有るのでは」と、スマホで撮った赤黒い下血の映像を見せて、胃カメラによる検査を追加で求めたが、「絶対にそんな事は無い」と受け入れて貰えなかった。
若い時に、大腸憩室炎を繰り返し、都度、薬物治療してきたが、
何度も繰り返すので、憩室炎の発症部位を手術で腸をカットした経験が有り、その時の下血の色は、全てが「鮮血」で有ったからです。
この事が、次の悲劇に繋がってしまう!!
「入院3回目」
10月12日(木)の、2回目の退院日の、またもや翌朝、
同じ大量下血で、3回目の入院になってしまった!!
大量下血の主たる部位が、他に有った事になるのです。
3回目の出血で、完全に意識を失い、
またもや、救急車入院となりました。
幸いにも、2回目の先生と違う方が担当医になり、私の訴え通り、
胃カメラ検査を実施して下さり、12指腸の皮膚表面に血管の瘤が露出していて、そこを触ると、大量の出血が有り、内視鏡的消化管止血術で血管溜を焼き切る事で、止血することが出来たのです。
そして、10月20日に退院することが出来ました。
今回の一連の下血の、主たる原因を、退治してくれたと思っています。
その後、今日まで1カ月強経過しますが、お陰様で再発は有りませんので!!
1回目の入院時に、私がスマホで提示した「下血の色」を、真剣に受け止めて、下部だけでなく上部消化管検査をしてくれれば、1回の入院で完治出来たのではないかと強く思っています。
病気の当事者が訴えた声を、真面目に受け止めていただく事、
お医者さんの傲慢さ故の、思い込みが、判断を狂わせたのではないかと、強く思った次第です。
入院中にお世話になった看護師さん達の献身的な看護に、厚く感謝申し上げます。
3回の入院で、足腰が衰弱し、体重も減少し、まだ、歩いて、もふらふら感が取れないので、一生懸命にリハビリしています。
歳を重ねての病気は、ホントに足腰を弱めますので、健康に留意しましょう。