2025年12月21日(日)、三重県内で唯一のフルマラソンである「みえ松阪マラソン2025」に出場してきました。制限時間が7時間と国内最長クラスで、完走率が97%を超える大会として知られており、今年で4回目の開催となります。

結果はネットタイム2時間46分59秒で、前週の青島太平洋マラソンに続き、2週連続での自己ベスト更新となりました。

 

結果まとめ

 


ユニフォーム

 


天気

 


ガーミンまとめ

 


コース&ログ

 



ラップ

 






高低差

 



写真

 




↓松阪牛 牛すじカレー

経過・総括

 

コースについて

 

スタートはクラギ文化ホール前、フィニッシュは松阪市総合運動公園という設定で、高低差は77メートルあります。伊勢街道や和歌山街道を行きかう人々で賑わった城下町や偉業を成し遂げた偉大な人物たちなど「豪商のまち松阪」を体感できるコースとなっており、全日本駅伝大会コース、松阪城跡、松阪駅、田園地帯、松阪農業公園ベルファーム、松阪中核工業団地、阿波曾蛸路トンネル、清流櫛田川など、変化に富んだ区間を巡ります。

自分はエイドに立ち寄ることはありませんでしたが、松阪牛サイコロステーキ・B1グランプリでゴールドグランプリ受賞の松阪鶏焼き肉が楽しめる「まっつぁかうまいもんエイド」や、約1kmのトンネルイルミネーションなど、ランナーを楽しませる工夫が随所にあります。今回も自分のペースで刻んでいき、集団走には拘っていませんでした。実際、進めていくなかで小グループで引いたり、小グループができたり、崩れたりで、集団走らしい集団走はありませんでした。

 

スタート~5km(19分45秒、平均3分57/km)

 

午前9時、クラギ文化ホール前をスタートしました。スタート後すぐに阪内川とのT字路を左折し、川沿いを200m進んだ後、橋との交差点を左折します。県道757号に突き当たり左折、もう少し進んで左折し756号を通り、右折して国道59号に入ったところで1kmとなります。入りの1kmは3分53秒と良いペースで入ることができました。

この区間は比較的平坦に感じられますが、1.3km地点から陸橋が始まり、350m程度の上り坂があります。これはJR線と近鉄線を越えるための陸橋です。国道59号を進んでいくと左折し、全日本大学駅伝のコースにもなっている国道166号に入ります。この国道166号を北上し、2kmから4km手前まで進んで第1折り返しとなります。

2km過ぎたあたりで、2時間45分ペーサーに交わされていきました。これまで長野マラソンで2時間50分ペーサーというのはありましたが、2時間45分ペーサーが設けられているレースは初めてだったように思います。自分が3kmまで3分55秒切るペースで進めていたので、2時間45分ペーサーはそれよりも速いペースで前半貯金、後半落としのペースメイクだったのかなと思いました。

4km手前まで北上する際に、独走する川内優輝選手とクロスしました。01-05kmを19分45秒(平均ペース 3分57秒/km)で通過し、想定した走りとなっています。5km地点は松阪市塚本町付近になります。

 

6km~10km(20分04秒、平均4分00/km)

 

この区間は全体的に緩やかな波のような起伏がありますが、非常に緩やかな下り坂が続き、フラットに感じられる区間です。今度は国道166号を南下する形で7kmまで進んでいき、第2折り返しとなります。すき家と奥の交差点の間付近に3.89km地点での折り返しがあり、来た道を引き返します。

往復した国道166号から左折し国道59号へ移り、また来たコースを通過していきます。9kmを過ぎ阪内川を渡り、走っているときは全く気付きませんでしたが、松阪城跡前を通過し10km地点に到達しました。06-10kmを20分04秒(平均ペース 4分00秒/km)で通過していて、想定よりやや遅くなりました。10km地点は松阪市魚町付近です。

 

11km~15km(20分06秒、平均4分01/km)

 

10kmを過ぎると、見た目には分かりにくい緩やかな勾配が続く区間に入ります。11kmを過ぎたところで第3折り返しとなります。それから市街地を離れる形で14kmを過ぎると郊外となりました。

13kmから松阪農業公園ベルファームの17kmまでの国道59号は、キロ4分を切れず4分1桁で進めていく状況が続きました。フラットに見えて微妙に上っていました。このタイプのコースは苦手で、これが5km続いたので、悪いリズムにはまったなと感じました。なんてことないコースに見えた13kmから17kmまでのこの5kmが、フィジカル、メンタルともレースでいちばんきつい場面でした。

11-15kmを20分06秒(平均ペース 4分01秒/km)で通過していて、緩い上りにペースを落とされた感じです。11km地点は松阪駅前(松阪市日野町)、12km地点は松阪市殿町、13km地点は松阪市川井町、14km地点は松阪市曲町、そして15km地点は松阪市野村町付近になります。

 

16km~20km(20分07秒、平均4分01/km)

 

松阪農業公園ベルファームが含まれる区間で、この区間も緩やかなアップダウンが続きます。ベルファームでは松阪牛などのエイドがあったのか、煙がけっこう出ていました。ベルファームが第4折り返しとなり、ベルファーム内で17km地点となり、再び国道59号へ出ていきます。

18km、19kmともと3分54秒で通過しているので、体感とペースとが元に戻った感じでした。18kmから19kmの間で右折し、19kmから20kmの間で左折して南下していきます。16-20kmを20分07秒(平均ペース 4分01秒/km)で通過していて、ベルファームまでの往路は特にきつかったので、想定よりも遅くなりました。レース5kmごとのペースで見たとき、16-20kmがこの大会で最も遅い区間となりました。

16km地点と17km地点は松阪市伊勢寺町、18km地点は松阪市野村町、19km地点は松阪市曲町になります。

 

21km~25km(19分48秒、平均3分57/km)

 

ハーフを過ぎると、「登って、少し下って、また登る」というアップダウンが連続する区間が始まります。中間を1時間24分22秒で通過していて、想定していたタイムより約50秒遅い状況でした。序盤から力を使ってる感があっただけに、タイムは付いてきませんでした。この時点ではサブ2時間50分できるかなくらいに考えていました。後半戦に向けて余裕がある!という感じではありませんでした。

しかし、21-25kmを19分48秒(平均ペース 3分57秒/km)で通過できたことで、前の3区間(6km~20km)が設定よりやや遅かったペースを、元に戻すことができました。

 

26km~30km(20分04秒、平均4分00/km)

 

この区間もアップダウンの連鎖が続きます。高低差は77メートルほどと、それほど大きくはありませんが、脚への負担は大きくなる可能性があります。26-30kmを20分04秒(平均ペース 4分00秒/km)で通過していて、ぎり想定内で納めている感じです。

 

31km~35km(19分24秒、平均3分52/km)

 

30km付近からは疲労が蓄積しやすくなるため、前傾と骨盤を意識したフォームを心がけました。この区間では、約1kmにわたる阿波曾蛸路トンネル内のプロジェクションマッピングが楽しめるトンネルイルミネーションがあります。トンネル内はライトアップやプロジェクションマッピングで彩られ、ランナーを鼓舞してくれます。また、32km地点のトンネル内は気分転換にもなります。このトンネルを抜けると「最後の激坂」が待っています。

阿波曾蛸路トンネルまでは上り、トンネルからは下っています。31-35kmを19分24秒(平均ペース 3分52秒/km)で通過していて、想定した以上のスピードが出ています。終盤とはいえ足にきてなかったし、体力的にもいけた感覚でした。

 

36km~40km(19分06秒、平均3分49/km)

 

35kmから38km過ぎまで清流と言われる櫛田川沿いの堤防コースとなります。この区間も足にきてなかったし、体力的にもいけました。3分55秒グループにいたランナーや落ちてきたランナーを拾っていくと元気も出てきて、フィジカルとメンタルもさらにいい感じに回り始めました。終盤であるにもかかわらず、自分でもびっくりするぐらい体は動いていました。

36-40kmを19分06秒(平均ペース 3分49秒/km)で通過していて、想定以上の走りです。終盤に3分50秒を切るペースで5km走れたことに驚きました。平均ペース3分49秒/kmは、ハーフマラソンで垂れたときに出すようなタイムで、フルマラソンの終盤でこのタイムが出たことに自分の体の不思議さを感じました。

 

41km~フィニッシュ(8分35秒、平均3分54/km)

 

フィニッシュ地点の松阪市総合運動公園を目指して、気力を振り絞って走り切ります。ゴール直前の直線は、例年「強烈な向かい風」が吹くことで有名らしいですが、今回は風には恵まれていたので、それはありませんでした。41km地点に向かうときに2時間45分ペーサーとクロスしましたが、付いていたランナーはほぼいませんでした。

30km以降、想定していなかったペースアップによりサブ2時間47分も見えてきました。42kmを過ぎ、あと200mは上り坂です。精神力とラストスパートをかけました。フィニッシュ地点にあった時計でグロスでのサブ2時間47分はだめだと分かりましたが、ネットではぎりいけたかなと思いました。意地の1秒を削り出し、ネットは2時間46分59秒でした。

本命視していたレースではありませんでしたが、まさか前の日曜に出場した青島太平洋マラソンに続き、2週連続でのPB更新となりました。

このコースは、歴史的な街並みから始まり、しっかりフラットもあり、上りもあり、下りもあり、のどかな田園風景、そして終盤の過酷な激坂、多いカーブと非常に変化に富んでいるのが特徴です。自分はたまたまPBが出ましたが、タイムが狙えるコースとは思えません。

今回のレース展開は、ネガティブスプリットで後半勝負となりました。

前半 1時間24分22秒(平均ペース 3分59秒/km)
後半 1時間22分37秒(平均ペース 3分55秒/km)

後半は前半より1分45秒速かったのですが、おそらくこれまで出場してきたレースの中では過去一のペースの上がり方だと思います。結果として前半ペースが遅かったから後半のビルドアップにつなげることができたのか、後半これだけ上げることができるなら、前半まだペースを上げていけるのではないかなど、今後のレースマネジメントをいろいろと考えさせられる内容でもありました。

最後になりましたが、大会を支えてくださった主催者の皆さま、ボランティアスタッフの方々、そして沿道から応援してくださった皆さまへ深く感謝いたします。

おわり