2025年11月9日、初出場したおかやまマラソンのレース編です。

スタートは午前8時45分。トイレ渋滞に巻き込まれ、Sブロックに入れたのが8時20分頃と、かなり慌ただしい幕開けでした。雨の中ということで、100円均カッパを羽織り、シューズにはコンビニのレジ袋をかぶせて、スタート直前まで装備を整えていました。雨具装備をしながらの待機で、身体も気持ちも少し余裕を失っていたかもしれません。

 

スタートセレモニーでは、有森裕子さん、坂本直子さん、中村友梨香さん、重友梨佐さんの天満屋トリオ、東京ホテイソン・たけるさんが壇上から挨拶され、気持ちが高まりました。

この大会は、フラットコースということで今年の年内本命レースとしてPB更新を狙っており、ターゲットペースを 3:55〜4:00/km に設定していました。 

しかし、雨という悪条件が想定以上に影響を与えそうな予感がしていました。
 

結果まとめ

 


ユニフォーム

 


天気

 


ガーミンまとめ

 


コース&ログ

 



ラップ

 





高低差

 



総括

 

01-05km(20:00/avg 3:59/km)

スタートしてから1km手前で左折。早速、上りの区間があって、入りの1kmは4:02/kmほどで入りました。2kmまでは東進、さらに2km過ぎから南進というコースの流れです。3kmを過ぎてからは、4km手前から18kmあたりまで続く南進区間が始まりました。 

特に3kmを過ぎて、岡山駅前を通過、4kmを過ぎて岡山市役所前を駆け抜け、5km地点。都市部の広い道路に出ると、「ああ、都会の街並みだな」としみじみと感じました。

この区間を 20分00秒(avg3:59/km) で通過できたので、ターゲットペースにはほぼ想定どおり。1km手前の上り以外はほぼフラットな印象でした。

しかし、この先がこのペースを維持できるか、不安も少し芽生え始めました。

 

06-10km(20:09/avg 4:01/km)

6〜10km区間、9km手前には跨線橋の上りがあり、少し負荷がかかりました。この区間を 20分09秒(avg4:01/km) で通過。若干キロ4を切れない展開になってきており、雨の影響もあって序盤から余裕がない状態でした。

また、似たペースのグループを見つけて引いてもらおうとしましたが、どうも微妙に速かったりして、付いて離れを何度も繰り返す展開。集団走にうまくはまることはできませんでした。
 

11-15km(20:01/avg 4:00/km)

11〜15kmは 20分01秒(avg4:00/km) で通過。ここまでなんとかターゲットペースに近づけていましたが、「少し余裕がある」という感じではなく、「ぎりぎりキロ4」で持たせている状況でした。

雨で道路にできた水たまりを避けながら進むも、5kmを過ぎるあたりにはシューズはすでに浸水し始めており、足元の重さと冷えもジワジワと体力を削っていました。
 

16-20km(20:13/avg 4:02/km)

16〜20kmの区間では、16〜17kmあたりにまた跨線橋がありアップダウンあり。ちょうどそのあたりでトップ選手とすれ違いましたが、ぶっちぎりで2位との差がかなり開いているのを目の当たりにしました。区間タイムは 20分13秒(avg4:02/km)。少しずつペースが落ち始めているのを感じました。

18km手前で折り返し、北上するコースへシフト。このあたりのコース南下からの折り返しという流れもコース紹介に記載されています。 

追い風と感じられるはずの“南下→折り返し”の流れでしたが、風(東北東3m)もそこまで恩恵を感じず、どこか気持ち・体力ともに余裕を失ってきていました。

中間地点通過は自分の計測で1時間24分48秒。想定の 1時間23分30秒 を超えてしまっており、前半でかなりロスしてしまったことが明白でした。消耗度合いも体感で“6割5分”というくらい。それだけ余裕がなかったということです。
 

21-25km(20:31/avg 4:06/km)

21〜25kmは 20分31秒(avg4:06/km)。フィジカル、メンタルともに最もきつさを感じた区間でした。24〜25kmの間にも跨線橋のアップダウンがあり、このあたりで「もう前半のロスを後半で取り返せる力はないな」と悟りました。

ただ、25kmを超えると心持ちを切り替え、「あと何キロのペーランで終わる!」と自分に言い聞かせ、1kmごとにきちんと刻んでいこうという意識に変えました。ここで少しだけ弱気の気持ちが和らぎ、「まだいける」と体が反応を始めたのを感じました。
 

26-30km(20:44/avg 4:08/km)

26〜30km区間は 20分44秒(avg4:08/km)。さらにペースが落ちてきました。30kmから31kmにかけてまた跨線橋のアップダウンもありました。ちょうどその上り区間で、有森裕子さんが沿道でランナーに“檄”を飛ばしてくれていたのをハイタッチで通過。応援が力になった瞬間でした。
 

31-35km(20:40/avg 4:08/km)

31kmを過ぎてから39km過ぎまでは、旭川の堤防沿いを走るコース。この区間は前を走るランナーを交わすことはあっても、交わされる場面はほとんどなかったように感じます。垂れ幅をできるだけ小さくしようという意識が功を奏し、「キロ4グループにいたランナーも落ちてきているな」という実感もありました。


この区間のタイムは 20分40秒(avg4:08/km)。前の5km(26-30km)とほぼ同じペースを維持できていたことは、自分でも「よく粘れている」と思えたポイントでした。


36-40km(20:39/avg 4:07/km)

36〜40kmは 20分39秒(avg4:07/km)。ほぼ垂れず、粘れているなという実感を持てました。39〜40kmにかけてまた跨線橋のアップダウンが出てきましたが、これまでの流れで何とか耐えられました。
 

41-42.195km(8:54/avg 4:03/km)

最後、40kmからは往路で通過したコースと同じルート。スタート直後1km手前で上ったあの上りを今度は下って41km地点へ。42km地点で競技場敷地内に戻り、スタジアム内へ。ラストスパートをかけて、8分54秒(avg4:03/km)でフィニッシュ。結果的に 2時間51分51秒(avg4:04/km) のゴールとなりました。

 

前半 1時間24分50秒 avg4:01/km
後半 1時間27分01秒 avg4:07/km

前半に対して、後半2分11秒落ちのポジティブスプリット

年内本命レースとしてPB更新を目標としていましたが、今回は達成できませんでした。雨という天候がメンタルにもフィジカルにも大きく影響しました。また、前半から余裕がない展開だったため、後半に向け「撃沈」の懸念もありましたが、きつい割には垂れ幅を小さく抑えられたと自分では思います。

コース自体は総じてフラットという触れ込みでしたが、実際には何度か跨線橋のアップダウンがあり、平坦を信じていた分“何もない”わけではないなと感じました。

次回走るときは、ぜひ晴れの日にフラットコースの恩恵をしっかり受けながら走りたいと思います。

最後になりましたが、大会を支えてくださった主催者の皆さま、ボランティアスタッフの方々、そして沿道から応援してくださった皆さまへ深く感謝いたします。沿道応援が途切れることはほぼなく、本当に力になりました。

おわり