京都で茶懐石といえば、下鴨茶寮🌿
150年以上続く老舗ですが、実は今の社長は放送作家で脚本家の小山薫堂氏!くまもんの生みの親。
下鴨茶寮が売りに出た時、女将さんから「貴方が買って」と言われて断り切れず、銀行でお金を借りたというトピックが当時、飲食業界で話題になったの思い出しました。

さて、話を戻して・・・

宝塚から、阪急京都線河原町駅へ。

そこから京阪に乗り換えて、終点の出町柳駅で下車。
鴨川沿いをてくてく、10分。

川の向こう岸に、「下鴨茶寮」の看板が見えてきた!

京都の大学に通っていた頃から、一度来てみたかったから嬉しいな✨

建物の場所は、まさに鴨川のほとり
この暖簾が迎えてくれます。
おぉ~*^^*
100年以上手入れされ続けている侘び寂びの日本庭園が見えるお席で。
まずは冷茶から🍵
さすが茶懐石、極上の香煎茶で、思わず目を閉じて味わうワタシ🌿
お茶好きにはたまりませんね
先付は…
無花果の含め煮・利休餡
いちじく大好き!食感が最高のイチジクが使われていて、さすが!
胡麻のコクがクリーミーで、おいしい♪ 
椀物は、鱧真丈。
これまで飲んだお椀の中で一番印象に残るおだしでした。
来てよかったなぁ~
麺のように見えるのは、金糸瓜。
糸状の瓜、農家野菜で時々みかけるカボチャ科の野菜です...
お造里は、3種盛。 
鯛・烏賊・縞鯵
ねっとりと甘いお刺身を、甘めのたまり醤油で頂くしあわせ。 
色鮮やかな八寸! 
【鮎風干し白瓜うるか 新銀杏 玉蜀黍カステラ 山桃蜜煮 京唐菜 海老寿司 京ささげ胡麻和え】
これぞ京料理。四季を感じながら、目にも美しい繊細なお料理達。
切子グラスも綺麗だな~ 器も愛でながら頂くのが、懐石料理の醍醐味ですよね!   
冷し鉢 
いわゆる「芋・蛸・南瓜」
京都おばんざいの定番ですね!
タコの含め煮のお醤油加減が絶妙で、柔らかさ抜群。
 
伊佐木の梅紫蘇焼き
まるで書物のように折り重なった器。
冷たい煮物のあとは、熱々の焼魚で、器も温めてありましたよ。
鱧以外で、梅味でお魚食べるのは初めてだなぁ。
梅肉ソースがまるでベリー系のまろやかさで、新鮮!
酢物は、帆立・夏柑・土佐酢ジュレ。
柑橘系とホタテを組み合わせた、夏らしいさっぱりとしたお料理でした!  
〆のごはんは、万願寺ちりめん釜炊き御飯
土鍋で炊き立て熱々を好きなだけよそってもらえるけど、これはおじゃこの量が私には多かったのか、塩味が強めで2杯しかお代わりできず。(←3~4杯は食べれるなと、土鍋完食狙ってた)^^;笑
万願寺唐辛子も、ピリ辛で、舌がちょいヒリッ。残念ながらgive up(;;)
留椀の赤出汁が甘くて意外!みりんの甘みかな?
京都は白味噌かと思ってたけど、超美味なお味噌汁にほっこり癒されました♡
水物(デザート)
しゃりしゃりの杏仁アイスに、ライチジュレ

そしてこれが、驚きの小菓子!
古代チーズ・バナナケーキ・夏みかん菓子
爪ぐらいの小ささなのに、ギュッと味が凝縮されてて、ものすごい存在感(拍手)
最後まで「ほほ~」と感心させられるランチで、お値段8000円。満足度の高い昼会席でしたよ♪

他に、6000円の松花堂もあり↓
この竹箱以外は、懐石と同じように一品ずつ運ばれてくるので、こちらでも充分❣️
食後は建物内を自由に見て回ることができるのも嬉しいところ。
なにしろ、歴史に残るお宝調度品が普通に飾られて、美術館気分で散策♪
そして目にとまったのが、日本酒セラー( *´艸`)
京都を代表する蔵元がずらり。
お上品な銘柄が揃ってましたよ。
お庭に出ると、川のせせらぎ音が聞こえて、はんなり。
文化人・要人に愛されてきた老舗料亭で、京都でしか味わえない感覚を体感!
これは外国人観光客の方に特に喜ばれるだろうなぁ。
下鴨茶寮 公式HP → ⭐︎
ちなみに、1人2500円で茶道体験もできるそうです!(4名以上で申込)
下鴨茶寮のすぐ先が、世界遺産「下鴨神社」
奥の本殿まで、歩いて10分ほど🚶‍♂️
<糺の森>(だだしのもり)と呼ばれる原生林を抜けていくと涼しい!
京都は盆地で暑さ半端ないけど、ここはひんやりと静かな気が流れてるなぁ~🌿✨