左手を見つめるBOS先発のセール。左手の小指が曲がっている気が…セールは初回にヒックスの投手返しのライナーを左手に受けてそのまま降版。左手小指の骨折のようだ。

肋骨の疲労骨折から復帰後2試合目の先発登板となったセール、この2またも故障に見舞われた。セールは、2019年3月に5年153Mドルの契約延長をした後、2020~2021年のほとんどをTJ手術で棒に振ったこともあり、MLBで48回1/3しか投げることができていない。

試合の結果は、初回の3点のほか、4回裏に8点を挙げたヤンキースが大勝。


以下が4回裏の攻撃。




口火を切ったのが久々のスタメン起用となったロカストロ。ヒットした直後には盗塁も決めた。そして、2ランホームランで締めくくったのもロカストロ。このロカストロは、5打数3安打2打点2得点1HR2盗塁の活躍だった。このほか、ルメイヒューも3安打。逆方向はじき返す本来のバッティングができていた。


先発コールは7回を12三振2失点の好投で9勝目。8回登板のリットキー、9回登板のロアイシガもそれぞれ2三振を奪ったため、ヤンキース投手陣が奪った三振は16にのぼった。

レッドソックスでは、ジーター・ダウンズがコールからメジャー初HR。知る人ぞ知るところとなったが、このダウンズ、名前の由来はあのデレク・ジーターだ。


この試合は、ASG前の前半戦の最終戦。AL東の順位表は以下の通り。

2位レイズに13ゲーム差をつけてヤンキースが首位に立っているが、この地区はいわば「借金」を抱えたチームが1つもない。どこもちょっとしたことで勢いをつけてヤンキースに急な勢いで迫っても不思議ではない。

後半戦は、アストロズとのダブルヘッダー、オリオールズ戦で始まる。どちらもタフな相手だ。