大いなる新人 仁義なき戦い
まもなく新しい年度が始まります。
フレッシャーズの皆さん、このようなことがないよう気を付けましょう。
毎年、街のあちらこちらで新入学・新社会人の初々しい姿をお見受けして、私の数十年前と重ねては年月の流れを感じております。
これからの日本を支える若人に大いに頑張っていただきたいものです。
4月になると、テレビでは入学式や入社式の
ニュースが話題になりますが、
身内の小さな会社(当時社員三人)に
就職した私は当然入社式の経験がありません。
「これから頑張るぞ!」
と、のほほんとした学生生活からオトナの社会人に変身するために、ケジメを付け気持ちを引き締める意味でも大切なイベントのような気がして、今でもそんなニュースを見聞きすると憧れを感じます。
と、のほほんとした学生生活からオトナの社会人に変身するために、ケジメを付け気持ちを引き締める意味でも大切なイベントのような気がして、今でもそんなニュースを見聞きすると憧れを感じます。
私は何とな~くお仕事を始めて、
何とな~く淡々とお仕事を続けて、
何とな~く現役から退いて・・・、
そんな仕事人生になりそうです。
それでも、入社式の真似事みたいな経験はあるのです。
学生時代にバイトをしていた小さな運送会社の社長さんは何かにつけてイベント好きで、毎年この季節になると社員さん・アルバイト全員参加のお花見行事がありました。
そのお花見を兼ねて入社式風なイベントをやっておりました。
私もアルバイトながら出席させられて桜の花・アルコールが舞い散る中で社長の訓示を拝聴した記憶があります。
二十歳そこそこで、大企業への就職を夢見ていた自分はその光景にかなりの違和感を思い、恥ずかしささえ感じました。
しかし、今思うとなかなかアットホームな会社で社長からアルバイト学生まで、春のお花見・夏のバーベキュー・秋の芋煮会とイベントを通じて分け隔てなくふれ合え、ざっくばらんにお話が出来る良い機会だったように思います。
社員さんとアルバイトさん同士も仲が良くて飲みにケーションも多く、素敵な運送会社でした。
以前はどこの会社でも社員運動会などが行われて、社員さんやその家族の皆さんが交流出来る良い場所がありました。
その当時は終身雇用が当然のように謳われ、会社全体が大きな家族のような感じだったのでしょうね。
時代の流れと共に、会社運営も雇用形態も変化して、今の世の中では見受ることも少なくなって、少し淋しいような気もします。
運送会社の社長さんもただイベント好きと言うだけはなく、社員さん達の交流の場を作って、会社を盛り立てて行こうと真剣に考えていたのかも知れません。
その恒例行事のお花見兼入社式。
アルバイトと言えども社員さん並の扱いを受け、毎年新人さんは式典の場所取りを命じられておりました。
私も例外なくその社命に従って、夕方からのお花見に向け早朝より会場に赴き、素敵な桜をチョイスしてその木の下にブルーシートを広げて陣取りました。
しかし、私は学生の身でありますので学校でお勉強もしなければなりませんでした。
その場を離れて、万が一他のグループに横取りされては新人として許される事ではありません。
無い頭で知恵を絞って、ブルーシートをロープで囲み、ノートの切れ端で
「相模仁義連合○○組・花見会場→」
と銘打って、ここが縄張りと言わんばかりに張り紙を吊すことにしました。
と銘打って、ここが縄張りと言わんばかりに張り紙を吊すことにしました。
我ながら名案だと自画自賛し学校へ・・・。
勝手に授業を早々に切り上げ、お花見の買い出しをして皆さんが到着する前に準備をして、桜の木の下戻ってみると、そこには目を疑う様な光景が繰り広げられておりました。
なんと!その縄張りでは、ドスの利いた声の持ち主の「その筋」と思われる方々が、飲めや歌えやの大宴会が繰り広げられていたのです。
親分らしき旦那様が、
「気の利いたヤツがいるもんやのぅ、しかし相模仁義連合ちゅうのはなんや」
と、上機嫌でお酒を煽る様はまさしく本物そのものでございました。
「気の利いたヤツがいるもんやのぅ、しかし相模仁義連合ちゅうのはなんや」
と、上機嫌でお酒を煽る様はまさしく本物そのものでございました。
運送会社のお花見イベントは隅っこで何とも地味な式典になり、私はデカい身体を小さくして社長さんの訓示を聞いたのは言うまでもありません。
フレッシャーズの皆さん、このようなことがないよう気を付けましょう。
それに、会社や会社のお仲間達とのお花見行事も大事な業務の一環だと思います。
真面目に真摯に場所取りをしましょう!