なんとなくクラシテル

 なんとなくクラシテル

獣医の日常。ほほそれだけ。

 こないだの日光旅行の帰りがけに柚子を購入。たくさん入って¥200/袋。やすっびっくりマーク

 

 柚子の使い方多々あるけど、やっぱりジャム的なものがいいなあ。いつもYOUTUBEで確認するのだけど、今回はこれでやってみようか。

 

 

 

 しかし、途中から、いや、最初から順序を外しちゃうんですよね~~。苦味かあ、別に嫌いじゃないから苦味抜きの工程は1回でいいや。砂糖の量も適当。煮詰めるから、そんなに正確である必要性ってないのではないか?柚子の半分程度の量でいいか。

 

 で、煮詰める工程がいつも時間がかかってめんどくさい。何のために煮詰めるのか?ジャム風にトロっとさせるためでしょうけど、それって、結局果物の細胞膜が壊れないとうまくいかない。ただ熱をかけても、細胞膜ってなかなか壊れない(たくましいものよ・・・・)、から、煮詰めの工程に時間がかかるんだよね。

 

 細胞膜を破壊する方法に冷凍がある。けど、冷凍すると果物って風味が落ちる。ので、今年あたりから始めたのは、レンチン。これ、細胞に直に振動を与えて細胞膜を破裂させるから、その後に煮詰めるとすぐトロっとするわけ。

 

 今回では一回茹でこぼした後に砂糖足してラーメンどんぶりに入れて(瀬戸物だから、レンジOKです)レンチン。砂糖が溶けたとこで取り出して鍋に移してちょっと煮ると、すぐ煮詰まってくる。早い。5分煮たかなあ?夜に急に思いついてやってみたけど、もう終了。


 ちなみに、ジャムを保存するガラス瓶。これもレンチンで殺菌できる。水でぬらしておいて、軽くラップかけて500~600W1分くらい。簡単。蓋の裏側にはエタノールかけて終わり。こんなんで大体OK。

 

 最近、気になるんです。車のバックブザー音。耳慣れてるはずの「ピー~~ピー~~」音と違う奴があるでしょ。あれ何なんでしょう?

 

 「ガコンガコン」っていうの?最初は何の音なのかさっぱり分からず。一体いつどこで何が鳴ってるのか?かなり経ってから、え、もしかして車のバックブザーなの??全然違うやんか!!!

 

 これさあ、子供・視覚障害のある方・盲導犬等々、分からないと思うよ。健常な私が分からなかったんだもの。こう違うと、教えようもないよね。「この音が聞こえたら注意!」って。

 

 法律で統一すべきだと思います。誰かが死んでからじゃ遅いっつの。

 

 ちなみに。ここ数日で、外車っぽい車のバックライトが点灯してないケース2件。車検に通りませんよ。外車って雑やなあ・・・・。

 乗馬クラブに行く途中、ではないけれど、割と最寄りっぽい場所に、観光地風な所がいくつかある。吉見の百穴とか。今回は嵐山渓谷。

 

 こういう場所は、行くなら、紅葉のシーズンがベストじゃないか、ということで。

 

 こじんまりしてますけど、ちゃんと「渓谷」だった。かなり気に入りました。四季折々の風景を見てみたくなりましたね。人少ないし。

 

 

 昔読んだ、武満徹さんと小澤征爾さんとの対談集、ずばり「音楽」というタイトルでしたけど、この中で、「バイオリンって凄くプリミティブでしょ。木の箱に羊の腸張って、馬の尻尾の毛でこすって音を出す、んだから」的な話が出てましたね。その通り。

 

 でもねー、もうさ、プリミティブに固執する必要性なんかないんじゃないの?とはかねがね感じてる。

 

 非常に重大案件なのが弓。原料の木を枯渇させたのは、結局、その件についてなんも考えないで無計画に伐採しまくった楽器職人と欲しい欲しいって言った演奏家が悪い。きちんと植樹して、枯渇しないよう、大切にしてればよかったのに。

 個人的には、もう、弓なんかカーボンボウで沢山だ、と思ってるんですけどね。

 

 で、楽器の話。特に初心者の時に、まずつまづくのが、「調弦」。バカげてますよね。練習以前じゃないか~~~。うまく合わせられない、理由は、木のペグにある。木のペグは、湿度等々の影響を簡単に受けて、めっちゃ回しにくくなったり、逆に簡単に巻き戻ったりしてしまう。ギターやマンドリンのペグは金属のギアだから、楽勝。というか、楽勝じゃないと、例えばアマチュアオーケストラなんかだと、チューニングだけで30分かかってしまう可能性すらある。時間のムダ。

 

 これを解決する方法が「アジャスター」という部品で、これをペグの反対側に付けて、それで調弦しましょう。できないんだよ~~。その理由、アジャスターは、あくまで微調整のための部品で、大きな変更ができないから。今日は湿気てる、調弦しようとしたら、ラがソ位まで下がってる、なんていう場合にアジャスターは使い物にならない。

 

 なんとかならんのか、と思ってて、そのうち、左手首を骨折してしまった。骨折数か月後にようやく再開できたのだが、もう、ペグを押し込む力がない。痛くって。どうしたもんか?で、見つけたのがこれ。

 

 
 

 

 ペグの中にギアが内蔵されてて、調弦に力が全く必要ない。丁度イタリアから帰国中だった、楽器職人の友人に頼んで、交換してもらった。ペグはフィッティングが重要で、これをシロート仕事でやると、下手するとペグ穴が割れてしまう。プロに頼むのが大切。

 

 ヴァイオリンのセンセは最初は懐疑的だったですけどね。ギアということは、微調整ができないのでは?って。そんな事あるもんか、あり得ないよ、と一蹴。その通りでした。微調整ができなかったら、ギターのペグだって木製になってるはずだもの。

 

 これに変えてからもう数年経過するけど、すこぶる調子がいいまま。楽器職人の友人曰く「最初はためらってても、このペグにいったん変えちゃうと、どの人も二度と木製には戻さないよ」だって。本場(?)のイタリアでそうなんだもの、便利品はどんどん使うべきだと思う。

 

 なのに、指導する側の人って、こういう情報を全然持ってないだけじゃなく、持とうともしない。「苦労が美徳」みたいに考えてるのか?アホらしい。

 

 

 

 

 「楽器」ってのは多分明治時代の翻訳語じゃないかと思うんです。邦楽器(三味線とか横笛とか太鼓とか、宮中に残っていた琴等々も)をまとめて「楽器」とは言ってなかったんじゃないかな。明治にどどっと西洋の楽器文化&現物が入り込んできて、「楽器」って言われるようになったのかな。「楽器」とは言い得て妙で、「楽しむ器」というわけね。名訳じゃないでしょうか。「音楽」もそうね。「音を楽しむ」か。

 

 けどねえ、そういうのからほど遠い日本の「ヴァイオリン」文化。というか、だれも楽しんでなさげな演奏文化というか。なんなんすかねえ?

 

 昨日はちょっとしたイベントで本番があった。それにエントリーして当選した、ヤバイ、えっさえっさ鬼練して、まあ何とかそれっぽくまとめることはできたんじゃないかとは思うんだけど。

 

 他にエントリーしてた方達の演奏を聴いて思うのは。ヴァイオリンってつくづく上達しづらい楽器だなあ。。。。。。これじゃあ、誰も弾かなくなりますよ。楽しくないんだもん。

 

 とにかく上達しない、で、挙句に健康被害が起こる。こんなの、廃れて当然ともいえる。

 

 でね、最近はYOUTUBEに山ほど「演奏の仕方」というか、演奏のコツみたいな動画があるんです。これがさ、「外れ」ばっかりだ、と思うんだけど、その理由。

 

 誰も「楽器の持ち方」に言及していないから。

 

 ヘンな楽器ですよね、持ち方が確立されてないって。っていうか、全員間違ってんじゃないか(除バロックヴァイオリン&フィドル)と思うんだけど、従って、本質に食い込めてないんだ。本質が見えてなくて枝葉をいじってる、うまく行くはずないべや、というのは馬にハミ使ってあーでもないこーでもないってやってるのと同じで、時間&金のムダです。

 

 いや、プロの方は皆さん凄いじゃないですか、天才がいるじゃないですか、そうですけど、健康被害の件は、みんな黙ってるだけですよ。知ってるだけでも凄いよ、歯が割れた・顎関節症・腰痛・頸椎を悪くした・もう命にかかわるじゃないか~~~。

 プロについては、それに追加して「メンタル傷害」が加わってる、筈。

 

 こんなの、全然「楽器」と呼べないでしょ。

 

 酷い目に遭いましたよ、ワタクシも。歯がピリピリ・顎ががくがく・頭痛がする、なんでこんな目に遭わなくちゃならんのだ?って感じ。

 

 で、楽器の持ち方を根本的に変えて、全然楽勝な楽器に変わっちゃったわけですけど(まあ、それだけじゃない、色々改良してます・楽器自体も)最近ようやく、これについて、論理的な解説ができるようになった。

 

 簡単に言うと、ヴァイオリンは「てこの原理」で持つ。これで楽になります。

 

 ところが、99.999%の人が「逆てこの原理」で持ってる。だから、めっちゃ体にトラブルが起きる。

 

 続きます。もう、黙っていられないや。