みなさま、こんばんは。
さて、いよいよ小屋入りですね。
くらじぇむでは初めてステージで公演をするメンバーも多く、色々なことが経験になっているでしょう。
瀧の平行して所属をしている劇団さん、こわっぱちゃん家の製作をされている通称たろちゃんにも多大な協力をいただきましてステージを作り上げることができました。
いろいろな方のご協力にただただ、感謝の気持ちです。
ありがとうございます。
あとは中身を詰めるだけですね。
今回、私が望むハードルは高く、それを所属のメンバーには超えてほしいと願う気持ちがとても大きくなっています。
きっと乗り越えてくれるでしょう。
さて、そんな中で公演に対して私個人の想いというやつを本番前ということもあり、お話させていただこうかと思います。
少々長くなりますが、ご興味のある方はご覧ください。
昔の話です。
とあるところに、声優を目指す一人の男がおりました。
専門学校を卒業してしばらく経ったのち、公演を行わないかという相談を当時の知り合いから受けて本番に向けて動いておりました。
途中細かくは気持ちのいい話ではないので省きますが、キャストを私が声をかけ集め、制作面でも動きながらなんとか成立させようと進めた話でしたが、
結果的に言いだしっぺのトップの人間が機能しなくなり、その機会は消滅せざるを得ないこととなりました。
私は自分の力のなさを悔やみました。
自分が関わることを途中で挫折させてしまったこと。
素敵な公演を期待して自分に時間をくれた人たちを裏切ってしまう結果になったこと。
トップがいなくなった状況を自分が引っ張れるだけのリーダーシップ、知識がなかったこと。
挫折してしまった機会に対し、キャストで協力してくれていた皆さんは優しい言葉をかけてくれましたが、自分で自分を許すことができませんでした。
そのおかげでのちの私の居場所となる環境のひとつが生まれたのは幸いというほかありません。
すべてが無というわけではありませんでしたが、それでも完遂できなかったことを仕方なかったと割り切れるほど大人にはなれませんでした。
その後、親交のあった方が主催する公演に客演で出演させていただき、舞台を完遂させていく機会をいただけました。
その舞台は上に立つ方が本当に手腕があり、みんなをまとめて上手に公演まで運んでいってくれました。
公演は成功の度合いは人それぞれ違ったかもしれないですが、少なくとも最後まで終わらせることができました。
私はその成功した公演の打ち上げで自らの力のなさを嘆き、悔し涙を流しました。
今でも、そのときのことを忘れてはいません。
自分にはできないことを最後まできちんとやってしまうその人たちのことを本当に尊敬していました。
と同時にうらやましく、激しい嫉妬に駆られたのです。
本当に卑しい人間だなと自分でも思います。
自分の理想の自分に届かないことが悔しくてなりませんでした。
今思えばそれらの悔しさは原動力のひとつとなっていたのでしょう。
その後も年月を重ね
舞台に出たり、ワークショップを行ったりしているうちにナレーションのお仕事をいただくようになりました。
ご縁で声優の授業の講師というものをさせていただいたりという経験の中で
純粋に表現を楽しむ学生の姿に影響を受けました。
上手にお芝居をすることは確かに大事なことです。
高度な舞台をすることは確かに大事なことです。
でも、もっと根底において必要なものを私は彼らから受け取りました。
自分の中にある高度な表現を真剣に行いたいという自分と、本気で楽しんで表現を行いたい自分がそこで混ざり始めたのです。
一歩ずつ進んでいく中で昨年、リーディングカンパニーくらじぇむという音声の劇団をプロデュースすることになり、
今まで蓄積した心血を注いでいい環境にしようとして動き続け、こうして公演を行うところまできました。
そして、この今回のくらじぇむの公演の場所は
偶然にも私が昔に公演の成功させた後の打ち上げで、自分が主体となる環境では何も形にすることができないという力のなさに嘆き泣き崩れた
時の公演を行った場所なのです。
とりたいスケジュールがたまたまここしか空いていなかったのです。
これも今思えば何か不思議な力が働いたとしか思えませんね。
あれからもう7~8年は経つのでしょうか??
ようやくここまでこれました。
小さな機会を積み重ねて、ここまでゆっくりではありますがこれました。
自分が主体で制作して今まで関わった機会ではおそらくもっとも大掛かりな公演です。
素敵な公演にしたい。
自分は表には出演しない公演ではあります。
ですがそれでも、この公演を素敵なものにできれば、ようやく自分は気持ちの踏ん切りがつけられると思うのです。
どれだけ長い間引きずっているんだよと、なんて当時を知る人には言われてしまうかもしれませんね。
それでも私にとっては大きな大きな気持ちの枷、後悔となっていたのです。
それを外す、転換させる最大のチャンスが今回なのです。
文字などでは伝えきれない想いがたくさんあります。
自分の未熟さを恥じても尚、ここまで、はいつくばってでもやめずに続けてきたのです。
周りの人はよく私を器用だといいます。
そんなことはないんです。
誰よりも不器用だからこそ、ここまでこれたのです。続けられたんです。
一つ一つのことが、ほんとうに誰よりもできていなかったからここに今いるのです。
だからくらじぇむのメンバー、客演のみなさんにはそういう想いはさせたくないのです。
やってよかった。
この環境にきてよかった。
そう思って次のステップに進んでもらいたい。
と願っています。
自分への挑戦でもあります。
自分自身が望む理想の舞台が作れるか否か。
全ては、あと3日後にはじまり5日後に終わる公演で決まります。
うちの子たちの本気をぜひ見に来てもらいたい。
絶対に損はさせません。
まだご予約は間に合います。
clujem@gmail.com
までご予約お待ちしております。
佐野