オリジナル目土バッグ
TURF AID BAG
写真は、東京クラシッククラブに備品として導入いただいた別注カラーのモノです。
昨年、縁あってハーフだけラウンドさせていただいたのですが、その時、気になったことがありました。
ショックでもあり、疑問でもありました。
目土バッグは、2人乗りの乗用カートの後部に置かれていました。ベルトを持つとしたら、プレーヤーがターフエイドするために持ち運ぶ時しかありません。
まず、これで切れる?
と思いました。
しかし、キャディ付きで回る他の組を見た時、その理由がわかりました。キャディさんは立ち乗りのスクータータイプのカートを使っていたのです。
つまり、結構なスピードで走るカートの横にある金属フックに、このベルトがかけられていたわけです。重たい砂を入れたバッグは、フックを中心に大きく揺さぶられ、負荷はベルトの一点にかかります。これを毎日繰り返すわけですから…。
コレはイチコロです…。そういう使用を念頭に置いて作ってはいませんでした。
でも、業務で使う、とはそういうことなのです。
見て見ぬ振り…
一瞬、通常使用状態じゃないから仕方ないか〜なんて思いましたが、コースからの帰り道。渋滞の車の中でやはり、見過ごしちゃいけないと思いました。
結局、制作パートナーの木の庄帆布とも相談し、持ち手の補修を申し出ることにしました。補修費用をかけると大赤字ですが、コレはやらなくてはいけない。そう思ったのです。
その理由。
東京クラシッククラブがTURF AID BAGをゴルフ場備品として、いち早く導入してくれたコースだからです。正直言って、コース備品としては高いバッグですが、TURF AID活動に共感し、新しいゴルフ文化を創造するための一環として導入を決定してくださった。
そう聞いておりました。
このお話が舞い込んだ時、ホントに嬉しかったのです。コースの気持ちを裏切れないな、と思いました。
補修
切れかかったベルトを分厚い革で挟み、縫製しました。
補強
未使用品、痛みの少ないモノは、ベルト下部のみ革で補強します。
これでまた安心して使っていただけると思います。納品した全量を入れ替え戦で補修かけていきます。
もしかしたら、
二度とお邪魔できないかもしれません(^^;;
今回、運良く気付けて良かったと思います。
今後、コース備品としてオーダーがあれば、最初から補強を加えて納品できるからです。いい勉強になりました。
冬の目土は春のため。
春の目土は、夏のため。
夏の目土は……秋のために。
傷つけた芝には、絆創膏を貼ってあげましょう。
Ciao!★
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