住職さんの歴史観が好きです。
「妙恩寺と法橋のマツ」。
場所について
(妙恩寺:静岡県浜松市中央区(旧東区)天龍川町179)
(法橋のマツ:静岡県浜松市中央区(旧東区)天龍川町321)
お寺は駐車場あり。トイレあり。自販機なし。
マツのほうは全部なし。
まず「妙恩寺」。
「日蓮上人」って
聞いたことありますよね。
歴史授業で。
日蓮上人の叔父にあたる「金原法橋」さんが
このお寺の開基だそうです。
(開基⇒簡単に言えばパトロンさん)
1311年(応長元年)開創。
(開創⇒寺院を創設すること)
中に入ると空気が変わります。
徳川家康公が岡崎からやってきて曳馬城に入場する際に
現在の磐田市側から迂回してたどり着き
本陣をここに置き 脇本陣を頭陀寺に置いたそうです。
他にも徳川家康公に関わる逸話が残っています。
(現住職様は“言い伝え”としてその話を守られています)
清正堂。
加藤清正公が祀られています。
中には加藤清正公の姿がありました。
手だけ見えてドキッとしました。
ここ妙恩寺では
ブラウン管テレビの「高柳健次郎」さんや
浜松では天竜川治水工事で知られる
和田村の村長「金原明善」さんの供養もされています。
あ!
妙恩寺「開基」の金原法橋さんと金原明善さんはもしかして…。
かつてこの辺りは金原法橋さんの大屋敷だった様で
西方へ少し離れた場所に 屋敷内で植えられていた大きな松が残っています。
この「法橋のマツ」は
静岡県指定天然記念物となっています。
造形がすごいです。
切られた枝、折れた枝…
巨木なのに葉がここまで少なくても
松って生き延びられるんですね…。
樹齢700年以上。
たとえ私が松を植えても
数百年後まで土地を維持してもらえなければ
松は残りません。
そこにIKEAやコストコがきたら無くなります。
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