来日直前! NIK WESTON interview!! | ●club buddha/shiva 

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名古屋の老舗クラブ「club buddha」&クラブ系モダンバー「SHIVA」のプログ。 

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「当日、ブッダでは7インチオンリーのプレイが炸裂します!!」

●今回2年振りとなるブッダでのプレイはどんな選曲になりそうですか?

N : もちろん自分のレコードレーベルからいくつか。あとは7インチ!!

●今回は7インチだけのプレイということを聞いてますが、コンセプトとしたその理由は何ですか?

N : 7インチは一番好きなフォーマットで、自分で最初に買ったレコードも7インチ。それから7インチは30年以上集め続けてるし、7インチに収録されているものは、曲の長さがだいたい3分30秒で、その短時間に曲の流れが出来上がっているというのも好きなところだから今回は7インチでプレイしたいんだよ。

●ところで現在の選曲にハマッたキッカケを聞かせて下さい? 

N : Marvin Gaye、Gladys Knight、Stevie Wonderなどを聞いて幼少時代を過ごしたので、ソウルとファンクは自分にとってとても身近なものなんですよ。それで80年代にはGilles Petersonのイベントに行くようになったりして、今の選曲が形成されましたね。

●ニックは大の親日派ですが、今活躍してる日本アーティストで、気になる人はいる? 

N : KINGDOM AFROCKSですね。
 
●運営されているレーベル「MUKATSUKU」とニューリリースについてお聞かせ下さい?

$club buddha & SHIVA http://www.myspace.com/mukatsuku


N : 2006年にレーベルを始めて、これまでリリースされることのなかった曲に限定してリリースを行っています。しかもレコードのみ。CDもダウンロードもなし。商業的なアルバムもなしです。純粋に、「音楽好き」のために、またレコードの存続を守るためにやってます。

●音楽を取り巻く環境下で、普段から親交の深いアーティストはどんな人達ですか。

N : 主にGilles Peterson、Jazzanova、DOMU、Phil Asher、Faze Action。

●これまでに世界各国を回られていると思うのですが、特に印象的な国やクラブなどあったら聞かせてください。

N : これまで26カ国でDJする機会がありましたが、どの国も本当にそれぞれ特徴があって1つに限定するのは難しいですね。個人的にDJするのが好きなのはロンドンのカムデンにあるJazz Cafeですね。老舗のジャズクラブなだけに、集まるお客さんは本当に音楽が大好きで、何をかけてもみんなよく盛り上がる。あとJazz CafeではIncognito、Jose James、Pharoah Sanders、Nicola Conte、Tania Maria、KOOPなど大物アーティストと共にイベントを行ったというのも忘れられない経験です。

●毎回日本に来た時に凄いレコード買ってきますよね、今現在レコードはどれぐらい持ってますか?

N : 20,000枚くらいでしょうか。これでもここ数年でだいぶ減らしました。スペースがなくなってきたので…。

●完璧にアナログ派ですか? Seratoとかは使わないのですか?

N : ほとんどレコード、たまにCDですね。Seratoは使いません。

●現在ロンドンのクラブ情況を教えて下さい?3年前ロンドンで案内してもらった、ブロークン・ビーツのパーティー"COOP"@Plastic Peopleは今も健在? それとも変わったの?

N : ロンドンのブロークンビーツは数年前に比べるとだいぶ下火になってしまい、CO-OPも残念ながら終了してしまいました。今ロンドンではダブステップが流行っていて、以前ブロークンビーツを作っていた人たちも今はダブステップに移行しているみたいです。またここ数年でディストリビュータやレコード屋、レコードレーベルもだいぶ少なくなり、レコードをリリースする人もだいぶ少なくなってしまいました。それとは対照的に、Mukatsuku Recordsはうまくいってますよ。

●今回で何回目の来日になりますか? 日本のクラブシーンやオーディエンスについて、どう思っていますか?

N : 実は17回目の来日です。日本のクラブに来るお客さんは本当に音楽好きが多いですね。1つ気になるのは、素晴らしいアーティストがせっかく日本にたくさんいるのに、みんなの目が海外に向きすぎていること。日本人の音楽をかけてるときに、日本人の友達に「これ何?」と聞かれることが結構ありますね。

●来日をするにあたってイベント以外に楽しみにしている事はなんでしょうか? 

N : いつもメールや電話でしか連絡を取れない友達と会えること。おいしいお寿司、お刺身、焼き鳥が食べれること。あとはレコード屋に行くことです。

●DJをずっと長く続けていく事で大切なことは何ですか?

N : 自分の足でレコードを探すこと。柔軟に情報を吸収して自分の耳を信じること。音楽のタイプが違う人でも、意見を聞いて、オープンになることでしょうか。

●今後の活動をお聞かせ下さい。

N : 2010年は、Mukatsuku RecordsのアーティストGuynamiteと共にやっているGuynamukat名義でのリミックスが主で、今のところIncognitoとAmp Fiddlerの曲を予定しています。それとGuynamiteの4枚目になるEP、あと日本人アーティストのリリースもできたらと考えています。



■12/30(wed) MUKATSUKU RECORDS meets MEETIN'JAZZ @club buddha
MuroやMitsu the beats等をfeatしたリリースが好評のMukatsuku Records主宰者で、Gilles Peterson、Jazztronik、Kyoto Jazz Massive等がリスペクトする『NIK WESTON』がMEETIN'JAZZに登場!!
★special guest / DJ NIK WESTON from LONDON(Mukatsuku Records)
○DJ:kushikawa,hiraiwa,ao,akatsuka,YUhei,ユウキオブカリビアン
○料金:前売2,000円+1drink, 当日2500円+1drink
○選曲:JAZZ & SOUL & BRASIL and GOOD MUSIC


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■NIK WESTON biography http://www.myspace.com/mukatsuku
世界最大のオンラインダンスミュージックショップ「Juno record」のバイヤー、またレコードによるリリースのみに限定したニュージャズ・レーベル『Mukatsuku Records』の主宰者。DJ、プロモーター、A&Rなど過去15年間音楽業界に深く携わり、Funk、boogie、brasilian、nu jazzなどを選曲する大の親日家。Jazztronikのコンピレーション「Inner Flight」(2001年、Counterpoint Recordから発売)を筆頭に、自己のレーベルにて17のリリース、合計30枚のリリースを手がけ、自己のレーベルからは、Jazztronik、Makoto、KJM、Muro、DJ Mitsu The Beats、Jabberloopなど、日本人アーティストを取り上げたリリースも多い。また、近年は、ロンドンの新星プロデューサーGuynamiteとともにGUYNAMUKAT名義にてプロデュースを行いJazzanova、Gilles Peterson、Domu、Recloose、Mr.Scruffなど有名DJ/プロデューサーからの定評を得る。
○『Mukatsuku Records』からのリリースはすべてJuno recordにて視聴が可能です。
http://www.juno.co.uk/labels/Mukatsuku/

★メールでも前売り予約できます。
ご希望の日程、枚数、お名前、アドレスを以下アドレスに送信下さい。
kktpg@jk9.so-net.ne.jp ご予約完了次第送信メール致します。
club buddha *名古屋市中区新栄1-5-25 弟2Mビル6F *052-251-5450
*●クラブブッダ過去のインタビュー!!はこちらをクリック!!!!