昨年末、FBで韓国オルタナロックバンド”紫雨林”(チャウリム)来日の
ニュースを見て、抽選でチケットがGetできたので、直近の日曜に
渋谷”duo”に行ってきた。
22年振りの来日で、その時は夏フェス”サマソニ”で彼らの演奏を観ている。
当該バンドを知ったのは90年代終わりで、「韓国カルチャーナビゲーター」
と言う本で彼らの1st Albumが紹介されていた。
韓国でダンスミュージックが流行っていることは
知っていたが、バンド文化も存在しているんだと興味をもち、
彼らの1st Albumを新宿のヴァージンメガストアに買いに
行ったことを覚えている。
(因みに彼らの活動開始年は1997年)
チャウリムは女性Vo&Gのキム・ユナさんとG、B、Drの3人の男性による
シンプル編成のバンドである。
(デビュー以来不動の4人が素晴らしかったのだが、Drのグ・テフンさんは
1997年に脱退している)
当該バンドの一番の魅力は、何と言ってもキム・ユナさんの歌唱力で、
アジアの女性シンガーとしては声量が逞しく、しかも彼女本来の声質も
しっかり響き、唱法も巧みである。
勿論、楽曲の振り幅も広く、Darkな曲、透明感ある曲、超ドPOP曲と
強力な三本柱を兼ね備えている。
(個人的には非POP系の曲が好みではあるが・)
それはそうと、このタイミングでの来日が謎だったのだが、
Netflixで2022年公開の韓国ドラマ「25,21」の予告編及び挿入歌で、
チャウリムの”25,21”が使用されていたことや、
同年に彼らのデビュー25周年ベストアルバムが発売されたことも
手伝ったのかもしれない。
しかし、渋谷のラブホ街にあるいくつかのライブハウスも名前が
コロコロ変わるので覚えられんな。
”duo”さんも入ったことがある気がするんだが・
オールスタンディングは事前に知っていたが、2階も
あるんだな。
1階で観ることにしたが、建築上止むを得なかったのか
ステージ前のセンターではないが、大きい柱が2本立っており
邪魔臭いんだわ。
(渋谷の”ラママ”や”クアトロ”を連想するよ)
なのでセンター1番後ろで、柱に寄りかかりビール飲みながら
観戦いたしましたわ。
今回は正式メンバー3人以外に、サポートでDrとKey2台の編成であった。
1曲目は直近アルバム先行曲の”Stay With Me”と予想したのだが、
2ndアルバムの“魔王”からの幕開けとなった。
演奏曲構成を言うと前半・中盤まで非POP路線で、
個人的には、かなり満足であったが、お客様の多くは
固唾を吞む感じであった。
仕掛けはラス前3曲のPOPナンバー3連打で、本国でも、おそらく
一般的に知られているであろう”Hey,hey,hey”、”Hahaha Song”、
“Magic Carpet Ride”が演奏され、お客様のノリも爆発していた。
久しぶりに、“Magic Carpet Ride”を聞いたけどPOPながら良かったな。
アンコールでは透明感ある”ペニヤ”や”25,21”が披露された。
トータル2時間弱のステージで、聞きたい曲も山程あったのだが
しょうがないね。
今回はKey2台だったし、直近のベスト盤にも収録されているので、
個人的に一番好きな”I’m Sorry,I Hate You”を演ってくれると思ったのだが、
念願叶わずでしたわ。
”サマソニ”での来日(2012年)前というか、2000年初頭だったかな、
チャウリムは少しの期間、日本でも活動していて、結構観に行ってたな。
そんなこともあり、”サマソニ”以降、もう観ることはないと思っていただけに、
今回は自分にとっては嬉しいプレゼントとなりました。
★Jaurim/魔王(from 2nd Album 2000年)
★Jaurim/セエ(Bird)(Remake Ver.)(from Remake & Cover Album 2005年)
★Jaurim/#1(from 4th Album 2002年)
★Jaurim/Seoul Blues(from 6th Album 2006年)
★Jaurim/Stay With Me(from 11th Album 2021年)
★Jaurim/ベン(Snake)(from 3rd Album 2000年)
★Jaurim/Magic Carpet Ride(from 3rd Album 2000年)
★Jaurim/ペニヤ(I’m My Fan)(from 4th Album 2002年)
★Jaurim/25,21(from 9th Album 2013年)
★Jaurim/ミアンヘ ノル ミウォンヘ(I’m Sorry,I Hate You)(from 2nd Album 1998年)