もう夏みたいなんだけど、まだ春ドラマ

●「Tokyo Vice Season2」(WOWOW)
理由は不鮮明ながら日本の新聞社に入社した
アメリカ人記者が日本の闇社会に足を踏込んだ話の
シーズン2である。
ホントにシーズン1の続きで、記憶を呼び戻すのに
少々時間を要した。
今回も警察、闇社会、新聞社の三つ巴で話は進行するのだが、
相変わらず人と人との駆引きが面白い基本ベース以外に、
今回は家族愛、夫婦愛、兄弟愛等の広義の意味での人間愛にも重きを置いており、
特に、ヒリヒリしたギリギリの男女の関係性に大人ごころをくすぐられる。
なぜか佐藤晃朗の目線で見ちゃってるんだけど、
ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」でのキング役のインパクトが未だ強い
窪塚洋介のイカれた演技も最強!!

●「RoOT/ルート」(テレビ東京)
今クール前のTBSドラマ「不適切にもほどがある！」を見て、
「純子」(河合優実)ロスの方も多いと思われるが、当該ドラマに
彼女が探偵役で出演しておりますよ。
見る前は一話完結の解決物かと思っていたが、一応女子高生失踪事件という
一本のレールは敷かれており、夜の街を彷徨うような探偵ドラマの
独特な空気感が、なかなか良いですな。

●「Destiny」(テレビ朝日)
前置きを知らないで見ると学園恋愛物にも感じてしまうが、まあ、
タイトルからそうでないことは分かるか?
第1、2話あたりで、真実は何だを探す展開のドラマと分かるのだが、
その最初のスピード感に対し、途中ややダレる。
これは追って新たな登場人物を出すとか、もう一山二山ないといかんな。
しかしながら最初に謎解きを提示されているので、最後まで見ちゃうかな?

●「買われた男」(BSテレビ東京)
深夜に放送されていたみたいで、第三話からの鑑賞となる。
原作マンガはあるものの女風を題材にした珍しいドラマ。
毎回、様々なお客様が登場する一話完結物なのか、特定の
お客様とセラピストの関係性を描く展開なのかは不明。
いずれにしてもハードル高い題材選択なので、弱い展開作りには
して欲しくないな。

●「燕は戻ってこない」(NHK)
原作は桐野夏生先生、好きな作家さんではあるが原作は残念ながら
読んでいない。
生殖医療エージェントで卵子提供ではなく、代理出産を提案された
女性派遣社員と代理母を探していた夫婦が、おそらく後々ひょんな事から
リンクし、人生の選択におけるリスクに各々が葛藤する展開が推測されるが、
そんなオイラの安直な推測は覆して欲しいのだ。

●「ソロ活女子のススメ4」(テレビ東京)
「孤独のグルメ」派生型のドラマであり、果たしてドラマと言えるのかの
議論はさておき、何かホッとできる作品であり、毎回ではないが、
舞台により登場する各妖精?達も楽しみ。
(毎回、冒頭の江口のりこと佐々木春香のやり取り、
「それ何情報?」「ネット情報です」「だろうね」のお約束が大好き)
でも、改めて「口コミ情報」や「百聞は一見に如かず」の大切さを感じるよ。