この経本は「梵行」といい、1990年につくった。今では「仏教入門1&2」に掲載して、法事などで皆さんと一緒に読んでいる

 

お盆には檀家のお家に一件一件訪問して、おばあちゃんと二人で、あるいは家族や兄弟が集まって合唱する

 

「あー、これわかりやすいね。何言ってるのかわからんより良いわ」

と好評を得た

 

だいたいのお経は漢語であるから、般若心経にしても何を言っているか分からない。江戸時代までは、中国語が読めるのは今の英語と同様に?あたりまえだったから、訳す必要もなかった

 

しかし、英語や中国語でやったのでは、言葉ごとの感覚が呼び起こされない

 

やはり、日本語で読むのが良いと思って、この経本を制作した

 

お遍路の先達さんも「これ買っていきなさいよ、良いですよ」と勧めてくれる。するとバス一台の人が買ってくれる

 

現在、仏教入門1&2は、特別に無料で配布している

また、再生大師の御朱印納経をしていただいた方には「仏教入門4、空海大師の三教指帰訳本」を差し上げている

 

是非、なぜ、空海大師によって四国遍路が開始されたか

 

そして衛門三郎伝説は、その空海大師が開いた遍路を解説したものに違いない

 

生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
死に死に死に死んで死の終わりに冥し
大覚の慈父これを観て何ぞ黙したまわん
故に種々の薬を設け種々の迷いを指ししめす

人も動物もありとあらゆる生命は
昔わが師匠でありいつかの父母親類である
生死の海に苦しむもいつかともに救われん
ただその救いは
我にあり汝にあり

懺悔の文
未だ善と悪とを弁えず、我知らずして湧き起こる貪と瞋と痴によって生み出す身と口と意の誤りを、我今悔い改めん。

   三帰
仏・苦しみのない生き方の実行者と、
法・その歩むべき教えと、
僧・ともに歩む仲間とを、
心から尊敬し、依所とせん。

十善戒
  他者を観ること猶し自分の如し、
  ゆえに人を害すな、害させるな
弟子某甲 尽未来際
不殺生 人を殺さない  苦しめない  不偸盗 働かずに取らないピンはねしない
不邪淫 性欲や本能にほんろうされない 不妄語 つくりごとでのぼせない、逃避しない
不綺語 きれいごとで みそすらない 不悪口 悪口で楽しまない対立しない
不両舌 ふたまたせず自分が大事  不慳貪 保身に溺れず 独り占めしない
不瞋恚 怒らず落ち込まず平常心  不邪見 自己中心の、ゆがんだ目でみない
発菩提心真言
われは菩提心を起こさん
おん  ぼうじしった  ぼだはだやみ
om bodhicittam utpadayami

三摩耶戒真言
まさに仏のごとくならん
おん さんまや さとばん
om samayas tvam