台湾の旅2日目

<台北駅、国鉄、九份、郵便局、乗車券を記念にください>

 

九份からの絶景。この景色は車イスユーザーの方でもご覧になれます。(晴れていればですが)

 

 

今日も暑い!35度予想。

 

台湾は確かに南国の暑さなのですが、日本の都会と違い、木の下など日陰に入るとだいぶマシです。

エアコン室外機の後ろに立つような嫌らしい暑さではないです(とは言え猛暑であることに変わりありません)

 

台北駅前の軽便鉄道展示。

台湾鉄路管理局蒸気機関車LDK58号機です。

日本統治時代の台湾総督府鉄道が台東線で使用するために導入したものだそうです。

台東線が1067ミリに改軌されたのが1982年ですから60年以上現役だったそうです。

 

 

こちらは台湾鉄路管理局気動車LDR2201号車です。

萌えます。

尾小屋鉄道を思わせるフォルム。
我が故郷大分交通耶馬渓線にも、湘南窓の気動車がいた記憶があります。

と思って色々と調べていたら、このLDR2201号車は国鉄湘南形80系を手本としているのですね。
昭和30年代の日本の軽便鉄道ではこの手の湘南型デザインがブームでした。

台東線、軽便鉄道時代に乗りたかったなあ。私の記憶に間違いがなければ宮脇俊三さんの「台湾鉄路千公里」に軽便鉄道の寝台車や

光華号のことが書かれていたと記憶しています。読み直してみよう。ああ、台東線。

 

台北駅。

 

ホームは「月台」と言います。宇宙まで行けそう。

 

台湾のSuica、悠々カードでも乗れるのですが、せっかくだから切符を買いました。

通訳の呉さんが窓口で「硬券はありませんか?」としつこく聞いてくれましたが、ありませんでした。
(私は硬券が欲しいとはひとことも言ってませんが、顔に書いてあったのか)

台北駅から瑞芳駅までの台鉄は距離にして40キロほど、快速で46分。
49元は日本円で220円です。

東海道線だと東京から大船までの距離と同じくらい。

鉄道運賃など公共交通機関の運賃は国策で低く抑えられています。

だから利用者が多いのでしょうか。台湾国鉄はいつ、どの路線に乗っても乗客が多い印象です。

 

 

これ、面白いでしょう。
大人と子供の運賃は「身長」です。150センチからは大人運賃。

でも、確か12歳未満は150センチオーバーでも半額だったと思います。

 

背の高い小学生が大人扱いではかわいそう。

 

 

さて、こちらが今日のメインの写真です。
何を押していると思いますか。ハンコです。

駅の精算窓口横にあります。

 

切符を乗車記念に欲しい人は、セルフサービスでこのハンコを押してから

駅員さんに見せて改札を通るのです。

ご丁寧に日本語でも記載があります。

「記念に切符を持ち帰ること」が前提で鉄道趣味を認めている。
日本の場合は基本は回収ですから、切符を記念に貰うのはあくまで駅員さんの善意です。

 

あと、このハンコの良いところは、自分で押す場所を決められる。
駅員さんも忙しいから仕方ないのですが、日本でお願いすると、

バーンとど真ん中に「無効」と押されてしまう悲しい想いも。

 

日本が善意で切符をくれているのは、ありがたく承知しています。

台湾、いいなあ。

 

瑞芳駅(ルイファン)と読みます。

焼けるような暑さです。

 

風格のある駅舎。暑い。

 

駅から路線バスを使う予定でしたが、あまりの暑さに

「タクシーで行きましょう」と客待ちタクシーに吸い込まれました。

涼し〜。

 

駅から九份までは定額タクシーで安心です。ぼられたりはしません。

 

九份到着。ここが入り口です。

 

台湾っぽいお店がたくさんあります。

 

アチー、アチーと言いながら歩いていたら郵便局を発見。

平日で営業していたので吸い込まれました。

流石に旅行貯金はできませんが、切手とハガキを買いました。

記念切手はありませんでした。

 

ハガキは日本まで10元です。45円くらい(2023年7月現在)

 

記念写真が撮れる。

つまり観光客が立ち寄るのですね。