圓山大飯店と青い空。
台湾の旅、3日目。朝はゆっくり朝食に向かいましょう、と前日夜、お客様と別れたものの、なぜか朝、早くに目が覚めてしまうこの頃。
7時30分から朝食を頂き、急ぐ理由もなく9時近くまでのんびりとレストランでゆっくりしました。
さて、今日はどうしましょうか?
と尋ねられたので、どうしましょう?と返事。
一応、考えていたトランプのカードを提示してみましたが、中正紀念堂や衛兵交代にはあまり興味がないとのこと。
たしかに観光に無理していく必要はありません。
そこで、
何しろゆっくりしたいと考えるお客様にうってつけの行き先、猫空をご提案。
宿泊している圓山大飯店から縁起の良い名前、大安駅へ向かい、MRTで動物園駅へ移動。
ホテルのシャトルバスが、タイミング悪く、行ったばかりでしたので、大安駅までウーバーで移動することにしました。
台北のタクシーは当たり外れが激しく、英語もほとんど通じないので、ウーバーは本当に便利です。
日本ではウーバーにアレルギーを持つ方がとても多く、利用したなんて話を書くだけで炎上してしまいがちですが、新しいものが世の中に現れた時は、単に批判するだけではなく、実際に使って体感してから批判して欲しいと切に願います。
ウーバー否定派は、
安全が保障されていない
運転が未熟
道を知らない
と言います。
台湾でもウーバーは違法であると、運行停止命令が出ましたが、市民から「業界を保護するのではなく、利用者の利便性を守れ」と声があがり、ライセンスの問題と保険の問題をクリアして、今年、サービスが再開されました。
今、台湾でウーバーを予約すると瞬時にメールで運行契約書が送られて来ます。タクシーとは比較にならないくらい、安心のサービスです。
乗客の安全と未熟な運転を言う方もいますので、もちろん台北でタクシーも複数回利用しました。
が、およそ安心、安全を感じることはなく、荒い運転、煽り、急な車線変更、汚い車内、汚い服装。
また、次も乗りたいと思うサービスではありませんでした。台湾のタクシー、怖いです。
ガイドブックをみると、新しい車を選べとか、個人タクシーには気をつけろみたいなことも書かれていますが、サービスはロシアンルーレットではないのです。
今回もお客様と台湾を旅しながら、
「日本だけが遅れているね」
「日本は世界から置いて行かれているね」
としみじみ、お客様がおっしゃっていました。
台湾に来て、予定調和の観光地を巡るだけでは見えてこない、本当の市民生活や街の姿を見て、今の日本と比べてみる。
そんな旅を誰もに体感して頂きたいです。
あと、台湾でウーバーを使うと、一生懸命サービスを工夫している、若いドライバーに出逢えるので話が弾み、若い台湾の人と触れ合うことも出来ます。
今朝の朝イチウーバーは、ベンツでした。
展望席からの眺め。
直感的にどちらに向かえば良いかわかるのです。
お客様共々、わかりやすいですねー、と感心しきり。
動物園駅から猫空行きのロープウェイ乗り場までは歩いて5分。
ロープウェイも安心のバリアフリー。
ちなみに中間駅、終点の駅、猫空駅もエレベーターや多目的トイレ完備。
日本よりはるかに進んでいます。
さて、ロープウェイはバリアフリーですが、猫空駅から外に出てみると、山中なのでなかなか起伏が激しく、自由に散策とは行きません。
若いスタッフが駆け寄って来てくれました。
台湾の人、みんな優しいです。