仕事柄、こんな質問を良く受けます。

「いままで行った国で、どこがいちばん良かったですか?」

旅行関係のお仕事をされていたり、プロ添乗員として
ご活躍されていらっしゃる方もそうだと思いますが、
実はこれほど答えにくい質問はありません。

脳みその中を地球がぐるぐる回ってしまいます。

と言うのはおおげさですが、私たち旅行関係の仕事を
していても、地球を「くまなく」回遊している訳ではありません。

結構、偏るのです。

私は前職でアジアと中国の企画プランニングを担当していたので、
中国は2年間で30回以上、渡航しました。
(でも、それももう20年前の話です)

カナディアンロッキーの湖、
たとえばペイトレイクには200回位行きました。

でも、これも言うとびっくりされますが、
私はパリには行ったことがありません。

ロンドンもシドニーもありません。

今までご縁がなかったのです。

話がそれました。(毎度のことですが)


「いままで行った国で、どこがいちばん良かったですか?」


私はこの質問の為に予め答えを準備してあります。


私はいままでに忘れられない場所が3つあります。

ひとつはネパールのポカラと言うヒマラヤの麓にある町の
小さなホテル、シャングリラ。

お客様とプールサイドでヒマラヤを見ながら、
何日もぼーっとしていました。

2つ目が南インド、ケララ州のコーチンと言う町から、
アマゾンの中を進むディズニーランドのジャングルクルーズの
ボートみたいな船でしか行けない、タージ・ガーデン・リトリート。

3つ目は屋久島です。



屋久島は、私が地球の限られた場所をぐるぐる回った中でも
ちょっと特別な場所です。

何が特別かと言うと、これまた言葉にするのが難しいのですが、

足元からパワーがぐぐっと来る感じがするのです。
(これ、ヒマラヤのポカラでも感じました)

屋久島はただ者ではありません。
岩盤の上に数千年級の杉がそびえ立つ。

大地の力があるからこそです。

縄文杉には容易にはたどり着けませんが、
屋久島の上に、自分の足で立っているだけで
エネルギーが吸い上げられる感じです。

と、怪しい感じがしてしまいますね。

ブームになっているパワースポットとか、
宗教とかそう言うのは良くわかりませんが、
私が感じるのは大地の力です。

その屋久島に久しぶりに行くチャンスを戴きました。

6月10日(金)から2泊3日。

くらぶべルテンポの会員様が「ウミガメの産卵をぜひみたい」と。

お足元が悪いと、屋久島なんて無理!
と諦めてしまいがちですが、
これが結構、行けるのです。

縄文杉は無理でも、車で行ける紀元杉(樹齢3000年)があるし、
ウミガメだって、何とかなります。(多分)

すでに9名の会員様が屋久島へ行きたい!と手を挙げられています。

車椅子をご利用の方が3名様いらっしゃいます。

JALパックさんと日本旅行さんのお力を借りて
飛行機とホテルをしっかりと確保していますので、
どうぞ、ご安心ください。

あと数名様、まだ受付可能です。

羽田からの出発はもちろん、今回は福岡から屋久島へ直行して
現地合流の父娘さんもいらっしゃいます。

ご興味ある方はぜひご一報下さい。

会員様には、明日発送予定の会報にて詳細をご案内しています。

会報、遅くなってしまって、すみません。


高萩徳宗