お足元の悪いお客さまとご家族から頂いている「白川郷」への旅の企画。

お客さまにメールを差し上げました。


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お世話になります、くらぶベルテンポです。
先日はメールで色々とご質問にお答え頂きありがとうございました。



白川郷の件、下見はこれからなのですが、一般的には高山などでの
ホテル泊となりますが、「合掌造りの民宿」のようなものがあり、
そこに泊ることも可能ではあるようです。



もちろんツアーなどで使える規模ではないので
大手の旅行社は企画には使いませんが、
ベルテンポの旅行ならこれも面白いかな、と思っています。



ただしお布団になるのと、食事は囲炉裏端を囲むような形になります。


洋室でベッドでないとダメと言う方もいたりするので、
確約ではないのですがもし合掌造りに泊まれるとなったら、
お父様は少々大変でも泊りたいでしょうか。

今の段階なら旅行の企画ご提案に反映させることも出来るのでお伺いです。
お手すきの時にお父様に伺ってみてください。

よろしくお願いします。


くらぶベルテンポ
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すぐにお返事を頂きました。



 メール、ありがとうございます。
 白川郷、宿のこと、
 父母に話しましたところ、
 即答で「合掌造りが良い!」とのことでした。
 
 「囲炉裏端での食事で、椅子がないだろうし、
  もたれるところもないかも・・・
  風呂も浴槽が高いかも・・・」

 と言ったのですが、
 やはり「合掌造り」が良いようです。
 
 もちろん、
 他の方のご都合で無理な場合や
 予約自体とれない可能性があることも
 言っておきましたが、
 よろしくお願い致します。

 いつもながら細やかなお気遣い、
 恐れ入ります。

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バリアフリーと言っても「障害者専用客室」だけが常にベストの
選択ではありません。


ベルテンポでも、ほとんどのお足元が悪いお客さまは「洋室ベッド」
でお休みになられることを希望されますが、


「みんなそうに違いない」と決め付けてしまうと判断を誤ります。


ベルテンポには「自宅は畳なので和室が良い」と言う方ももちろん
いらっしゃいますし、今回のように、


「そういう事なら少々大変でも『和』を体感したい」


と言うお客さまだっていらっしゃいます。


私達は「この指止まれ!」企画と言っていますが、

たとえば白川郷の旅をお客さまにご提案するにしても、


1.高山市内の大き目のホテルに連泊する「安心ツアー」
2.せっかくだから「合掌造り宿泊体験ツアー」


のふたつの「この指」をご提案して、それぞれお好きな旅を選んで頂く。
こんな形で進めて行ければ「ベスト」です。


障害の重い軽いとか、年齢とかで区別するのは「こちら側の都合」。
お客さまが「どうしたいか」、そしてそれを「お客さまが自分の意思で決める」

ことが大切です。


お客さまは、自分で決めたのであれば頑張ります。
うまく行かなくても人のせいにしたりしません。


日本旅行のM枝さん、いつも細かいリクエストばかりでごめんなさい!


でも、
「お父さんとお母さんが嬉しそうに即決した」その表情を見て
嬉しそうにしている娘さんの笑顔を想像する喜びが、旅行業の喜びだと
思っています。よろしくお願いします。


と言うか私達が泊まりたい。合掌造りの宿。


M枝さん担当は「高山安心ツアー」ですので、“ご安心”ください。
合掌造りはこちらでリサーチします。