【参考文献】・・・暇があったら図書館で探してみて下さい。暇がない人は『就活のバカヤロー』だけでもいいです。活字に耐えられない人は漫画版の『就活のバカタレ!』でもどうぞ。なぜかタイトルが罵詈雑言だらけ…。



石渡嶺司、大沢仁『就活のバカヤロー』(光文社)、2008年。

・常見陽平『就活格差』(中経出版)、2009年。

・齋藤拓也「就職活動」、本田由紀『若者の労働と生活世界』(大月書店)5章185-2007年。

・佐藤孝治『<就活>廃止論』(PHP新書)、2010年。

・海老原嗣生『学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識』 (朝日新聞出版)、2009年。(←New!{8/10}



ウェブではWikipediaでも見て下さい。こういうジャンルでは意外と強い情報源です。

用語集としては、早稲田大学キャリアセンターの

http://www.waseda.jp/career/m/glossary/glossary.htm とかいかがでしょう。

ネットの掲示板で見つけた「就職活動で聞く、うんざりするフレーズ集」もまとめておきましたhttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1059530.txt.html (pass: clq)

あと、日本の雇用環境・労働市場については

http://33553092.at.webry.info/200907/article_1.html にて、「上から目線」でウザったく論じられています。幽霊ブログなのでコメントとかいりませんので。管理人すらほとんどアクセスしていません。だからといって、もちろん荒らしも禁止です。



他にも、就活の「マニュアル本」とか「SPI」など適性検査の参考書をブックオフあたりで立ち読みするのもいいでしょう。(買うほどの価値はない)

★論点; 就職(採用)活動の今後のあり方 

    …変えた方がいいところ                     

     残しておいていいところ



 今回は「学部新卒の就活」に絞ります。中途や中卒、高卒、専門卒、院卒専門職は除きます。



大学教育(高等教育)のあり方 …専門教育? 教養教育? 職業訓練? モラトリアム空間? 夢の国? 就活予備校?



雇用慣行・労働市場のあり方 …日本的経営の3要素(長期雇用、年功序列、企業内労組)を維持すべきか? 雇用・解雇規制の緩和で雇用の流動化を促すべきか?



採用活動のあり方 …「倫理憲章」*をどう捉えるか? 「コミュニケーション能力」とは何だったのか? 学歴差別は有効か? SPIなど、適性検査は有効か? 主に何を評価すべきか?(面接だけでいいのか) 面接官は適切か?



*倫理憲章」とは http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/074.html

第10回

日時:2010年 9月21日(火)11:00~15:30

場所:ゆげ塾

議題:「就職活動のあり方」(今回の対象は「学部新卒」に絞ります)

コーディネーター:千葉 
(Bachelor of Economic Policies. Main measure; Monetary policy, Sub; Labor economics)



Introduction (読み飛ばしても構いません。「論点」を読んでおけば大丈夫です)



【学生】

今回のテーマは、今ブームの「就活」です。不況になるとブーム(過熱状態)になります。理由は簡単で、労働市場における需給バランスが供給過剰になるので、供給側(求職者=学生)が必死で営業活動をするからです。もはや学業どころではありません。ならば最初から大学なんて行かないで、高校卒業から3年間、「職業:就活生」でもやっていればいいのに、とも思えます。活動内容は、「テニスと称した飲みサークルの代表兼、創設者兼、飲み会幹事でリーダーシップ発揮しまくって、更にサークル内の対立を調整しまくって、発展途上国と福祉施設でボランティア活動しまくる」で。…全部混ぜると滑稽ですね。



【企業】

ただ、その一方で、企業側も採用活動に必死です。なぜでしょう?一見すると、供給過剰な労働市場で好きなだけ選んで買い叩けそうなのに…。答えは、「一度買ったら簡単に契約を切れない」からです。我が国の極めて硬直的な労働市場(判例法・慣行)がそうさせています。まぁ正直、時代錯誤も甚だしいですけどね。あと、人事も一応「サラリーマン」なので、変なのを採ると後々自分のキャリアに傷つきますので、その辺は慎重です。


また、採用基準がどこも似たりよったりで、極めて曖昧です。学歴差別(区別)についても、「する」なら「する」と明言した方がお互いのためになります。応募者が多くなればなるほど面接官の数も必要になり、結果として経験が浅く、スキルのない面接官が投入されてしまいます。



【大学】

ところで、そもそも大学の教育は何かの役に立っているのか、という疑問があります。どうみても極論ですが、一理あります。だってそうでしょう。企業は平気で学部3年生(最近では2年生から)を平日の日中に呼び出して説明会、セミナー、若手社員懇談会などなど。説明会では「大学で何を勉強してきたかは関係ありません(キリッ」とか平気でほざく。「大学教育の成果」なるものがあるとすれば、それは費用対効果で見れば極めて低いものであることは間違いない。これは、日本企業で形成されるキャリア・スキルがOJTによる「社内特殊熟練」であることに起因します。良くも悪くも。


専門教育か、教養教育か、職業訓練か、モラトリアム空間か、就活予備校か今日も尚、大学教育のあり方については論争の的です。


@現在、「大学」は「大学教育」という点では軽視されていますが、「スクリーニング装置」としては大いに機能しています。あと、「ニート」ではないと反証するための言い訳程度にも機能しています。