きっと、「バタフライ・エフェクト」というCDは僕らからのメッセージなんだと思います。

4月という季節に産まれ、生活や環境も新しくなる中。

全て望んだような未来を歩けている人がどれほどいるのだろう。

我が人生に悔いなし、そう思って胸を張って歩いている人が世の中にどのくらいいるのだろう。

ミュージックビデオの冒頭でも語っています。

「後悔することなんて、たくさんあるよ。」

むしろ後悔することがない日なんてないかもしれない。

今日僕は、入りの時間を間違えた。

ああ、ちゃんと確認しておけば良かったなと思った。

こんな時間まで起きている事を、もしかしたら明日後悔するかもしれない。

小さな事柄で言えばたくさんある。

受験に落ちたこと。

沢山後悔した。

妥協の人生だ、とすら思った。

サッカーを辞めたこと。

人生の半分なにかを失ったような気になった。

大きな事柄は身体が覚えている。

もし、あのとき受験に受かっていたらどうなっていただろう。

きっと僕は親友に出会っていない。

ということはその彼が教えてくれた"音楽"というものに出会っていない。

すなわちバンドは組んでいない。

CLØWDのメンバーとも出会えていない。

ブログも書いていない。

きみとも出会えていない。


…かもしれない人生。


結局、右から行っても左から行っても、CLØWDを結成し、今の人生を辿っていたかもしれない。

そんなこと、人生にたらればは通用しないので想像にもならない。

だけど、

僕はいま音楽をしていられる。

だいすきな仲間と出会った。

いまの事務所と出会った。

大切な家族がいる。

曲を聴いてくれるファンがいる。

ライブで会える君達がいる。

あなたがいる。


正解なんてない。

正しい生き方なんてひとつもない。

間違いはきっと沢山あった。

だけど、自分でリバーシをしてきただけ。

自分の軸と軸で挟んでそれを正解にひっくり返したんだ。


それこそが、我が人生に悔いなしなのではないかと。


「今日が人生の最終更新日だから。」

過去に媚びる必要はもうない。

捉われるな。

自分が思った事を思ったようにする。

そんな生き方を。


好きなものも好きと言えないような人生は凄くかっこわるいしつまらない。

けど、いまの日本にはそんな空気が充満している。

好きなら好きでいいじゃん。胸を張って。


僕たちはいま目先のフリーライブツアー、そして夏の全国ワンマンツアーに向けて走っている。

1年目はガムシャラに走ったし、2年目に掛けて焦った部分も沢山あった。

3年目の今はもう何も焦っていない。地に足を付けてこの船を強くすること。

20周年、25周年という先輩方の背中を見ていると、焦るなんてことよりも先に自分たちに必要なものが浮かび上がる。

だから、一段一段皆と昇っていきたい。


バタフライ・エフェクトは初めての方にも凄くおすすめです。

あ、これがCLØWDなんだなってそのまま受け止めて欲しい。

何作か知っているよ、という方は是非フリーライブに遊びにおいで。

ライブ当日に会場へ来れば手ぶらでもライブに参加できます。(追記:ドリンク代だけいります、ごめんね。)


皆となんとしても、ネクストステップに行きたいです。

どうか、ひとりでもお友達連れて遊びに来て欲しいなと思います。

必ず、バンドとしての次のステップを皆へ届けます。

どうぞバタフライ・エフェクトと共に次のステージへ。


明日からは久しぶりにインストアイベントが始まるのでわくわくしています。

初めての方も是非お気軽に遊びに来てくださいな。


それではおやすみ。


猟平