7/13 (日)川崎市多摩市民館の市民自主企画ビバ☆オンナヂカラ~いのちを育む力~「いのちってホントすごい!」と題してフィリピン在住の助産師冨田江里子さんのお話会を開催し、55人の方にお越しいただきました。

冨田さんは今年でフィリピン在住17年、その前のモルディブを合わせると途上国でトータル21年も医療活動をされている助産師さんです。そして、上から17才、15才、4才の3人のお母さんでもあります。飾らない笑顔、コミカルな口調でとんどん冨田ワールドに引き込まれていきました。

単なる遠い国の遅れた医療の話、日本と正反対の貧しい国の生活の話というのではなく、日本も数十年前は同じように貧しくとも力強く暮らしていたのではないか!清潔でなくても病気も少なく、お産も病院に行かずに地域で助け合って、先祖から伝わる食生活や薬草の知恵など、その土地にあったやり方で暮らすのが一番自然の摂理に合っている!経済発展は人間にとっていい事なのか?昔の生活に戻す勇気も必要なのでは!との問題提起があり、大いに考えさせられるお話ばかりでした。

◆先祖や周囲からもっと学ぼう!
昔からの食生活、出産、子育て。フィリピンでのお互いさまの文化。受けた好意を物やお金で返さず、困っている相手にできる範囲で好意を循環させる恩送りの素晴らしさ。
◆お金がないからではなく、人として育てられていない事こそが貧困問題。褒めて、声をかけて、認めてあげることが大切。
◆皮膚は脳と直結しているからこそ、たくさん抱っこしてあげて、いいこいいこしてあげて、裸足で大地を触れさせてあげて、優しい気持ちや愛情を育ててあげよう!
◆フィリピンのゴミ山で資材を集めて生活する子供達。ゴミ山に住まわされているのではなく、仕事として自らがゴミ山に出かけて行く。過酷な環境の中でもたくましく生きている。裸足でケガしても、薬草でこすってすぐ治る。洪水で家が水浸しになっても、魚が家にやって来た!と笑って暮らす現地の人達。有り合わせの材料で家を建て、それでも台風をしのぐ知恵。いのちって本当に凄い。貧困でも適応力があるから生きてゆける。現地の人は幸せ。それらを知ることで、日本人の私達も生きる自信がつく、生き抜く力が湧く。

等のお話が印象に残りました。他にもたくさんの為になる話、面白い話がありましたが1度に書ききれないので、別記事にアップします!そちらもご覧ください。

最後に「愛情の反対は無関心」byマザーテレサの言葉を用いて、「誰にでも今日からできる国際協力、それはあなたの家族を愛し、自然界に適応する努力をすること。愛された経験は他の人を愛する力に繋がる。」
「目指せ1日1おせっかい!」とのメッセージをいただきました。

冨田さん、素晴らしいお話ありがとうございました。たくさんの参加者の皆様とこの貴重な時間をシェアできたことに感謝します。20日の奥谷さんの講演も楽しみにしています。ぜひ皆様いらして下さい。

冨田さんのブログ

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