2013年5月13日(月)10:00~13:00稲田助産院集会室にて、
帝王切開情報サイト「くもといっしょに」の細田恭子さんによる
帝王切開ママの振り返り会を行いました。

クローバーの会は自然分娩の人の集まりじゃないの?
とのイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、
スタッフ初め、様々なお産やドラマを持ったお母さん達が
集まっています。

帝王切開ママの振り返り会は初めてでしたが、
 "「満足のいくお産ができなかった。」
  そんな気持ちにも寄り添って、
  「私」のお産を振り返ってみませんか?"
という呼びかけに、5人のお母さん達が
集まってくださいました。

貴重な機会だから、と
車で30分以上かかるところから参加してくださった方も
複数人いらっしゃいました。

講師の細田さんから「自分の心の中の声を聞いてみましょう」
「今日は意地悪な自分も出しちゃいましょう」とのお話を頂き、
「あの時、あの人に、あんな気持ちになった私のことなんて
日常では話せないけど、ここでは話しても良いんだ!」という
安心感の元、始まりました。

笑いあり、涙あり、アットホームな雰囲気の中で
皆さん自分の気持ちに向き合ってお話されていました。

アンケートでは、
「泣けてすっきり!帝王切開の日のことをしゃべったことが
なかったので、まさか涙が出るなんてびっくり!!」
「人それぞれの体験や思いを聞くことで、
出産が同じ帝王切開でもいろいろな思いをもっている、
もって良いんだと思えました。」
「自分の気持ちを整理できてよかった。」
「第2子を考えるにあたって、今まではちょっと嫌だなあ
という漠然とした感じがありましたが、
具体的に何を解決したらいいか考えるようになりました。」
といった声を頂きました。


また、今回は開催場所となった助産院の院長先生等、
実際にお産を扱う医療従事者が同席し、
お母さん達の心の声に耳を傾けてくださいました。

細田さんの記憶では、おそらく医療従事者の同席は初めてで、
とても嬉しいとのことでした。
これは、帝王切開が命の救急処置であるだけでなく、
デリケートな心の問題とも深い関係があるという、
当事者の声を伝える、貴重な機会となりました。

また、帝王切開とは縁がないと思われる助産院での
開催も意義があったとの声もありました。


最後に細田さんより「子育ては最終的に、きちんと子どもを
社会に返すことだと思う。産み方よりも大切なことは、育て方。」
と締めくくっていただき、一人一人と握手をしてお開きとなりました。

細田さん、参加者の皆さま、ありがとうございました。


細田恭子さん主宰「くもといっしょに」帝王切開情報サイト
http://www5a.biglobe.ne.jp/~withkumo/

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