
こちらが「絆」という言葉を提案することもありますし、
先方から「絆」という言葉を使って欲しいと言われることも。
震災以降、この「絆」という言葉を、たくさん耳にするようになりました。
これまで私は「繋ぐ」という言葉をテーマに、仕事をしてきたのですが、
繋いだ先にすべきことは、
繋がりを育み、強くすること。
それってまさに「絆」ってことなんだな…と気づいて、
なんだかちゃんと答えに辿り着いているようで、うれしくなりました。
話は変わり、今日は私が生まれた日です。
家族や友人から、あたたかいメッセージをたくさんいただきました。
今朝、母から「プレゼント何が良い?」とメールが来たので、
「お母さんが元気でいてくれること!生んでくれてありがとう!」とメールを送りました。
そして、母から返って来たのが以下のメールです。
「もっともっと 元気で丈夫な 子供に 生んであげられなかった事が申し訳ない…と思っています~。でも 色んな人に美人な 娘さんですね って言われるのが ちょっと 自慢ですよねぇ~。お互いに 何時までも元気で 若く居られるよう 頑張ろう」
母の「丈夫に生んであげられなくて申し訳ない」という想いや言葉は、小さい頃からずっと気になっていました。
でもね、丈夫じゃなかったからこそ、「今を精一杯生きてやるぞ!」って思って生きて来れました。
今は無理が利くほど元気になったので、「あまり無理しないで!」と母にはかえって心配ばかりかけてしまっていますが、「やりたいことは、無理してでもやっておこう!」と思うんです。
成人式までは生きていないだろうと言われていた私が、大人になって、仕事をして、結婚をして、子どもを育て、たくさんの方と「絆」を繋いでいます。
だらかもう、母には「罪悪感」なんて感じて欲しくない。
むしろ誇りに思ってもらえるような娘になって行かなくては…と強く思います。
(自分ではそれほどではないと思いますが)母が自慢に思ってくれる、母譲りの容姿と、そして何よりも命を大切にしながら、また次の誕生日まで頑張ります。