エムは元気になりました。よかったです。
大好きな散歩、いつもの道をゆっくり歩いて、途中の湧き水をコクコク飲んで、そしてお気に入りの場所に来ると立ち止まって見上げます。
20センチ程の段差ですが、今のエムにはきついです。
ここ、好きやねんけどなぁ‥と思っているのでしょう。
思わず抱いて上に上げるのですが、抱っこされるのが嬉しそうではありません。
エムにはプライドがあるのです。
暫くして向こうから真っ黒なラブラドールがやって来ました。
艶々した毛並み、若々しくキリッとした大型犬です。
すれ違う時、エムは体を低くし、その大きな犬に向かってウーッと唸り、ワン!ワン!と吠えました。
背中の毛を思いきり逆立てています。
真っ黒な精悍なその犬はしかしエムには見向きもせず、まっすぐ前を向いてゆったりと通り過ぎて行きました。
エムの背中の毛はまだ逆立っています。
エム、わかってるよ。私を守ろうとしてくれたんやね。
わかってるよ、ありがとうね、エム