おおらかに見下ろすビルとビルの間に、朝日を受けて所々白く輝く若葉が並んでいます。今、この時を待っていたまだまだ小さな葉っぱたちが、いっせいに輝き出しています。少し前まで枯葉が舞っていた木々が、なんと瑞々しい生命に満ち溢れていることでしょう。散ってしまった枯葉は土に還り、豊かな栄養分となって新芽を育み、力となり、命を支えるのです。何事もないかのように繰り返される自然の営み。その一部分でしかない人間も同じなのですね。おおらかに考えたい…と思いました。