前回の「被災地の子どもたちへ衣料を送りたい!!」の時は
震災から2週間後と言うこともあり、何もわからず、ただただ子ども服を集めていました。
「綺麗であれば、古着でも大丈夫!」
そう聞いていたので、ボランティアのお母様方の厳しいチェックが入り
シミのあるもの・破れている物・着古したもの・使用済みの下着類は仕分けられました。
307箱分もの衣料を送ったわけですから、そうした「送れない物」もたくさんで、ゴミ袋80袋ほど・・・・
せっかくのご好意の子ども服をこのままゴミにしてよい物かと悩んでいたところ
アーティストバンクさんから被災地の状況を伺いました。
「電気・ガス・水道などのライフラインが復旧していない避難所では、洗濯もままならない
下着も何日も変えられず、着替えも使い捨て状態。
洗濯さえしてあれば、下着は古着でもありがたがられます。」
私たちが想像している以上に過酷な現状。
すぐさま選り分けられたゴミ袋80個をさらに仕分け、洗濯もしました。
ほとんどのお預かりした衣類は無駄にすることなく、被災地へと送られました。
そして、今回アーティストバンクの社長さん自らお越しいただき、直接お話を伺うことができました。
テレビで報道されている「復旧」が進んでいる地域はごく一部。
「復興」に向かっているのはさらにごくごく一部。
いまだ水道復旧率1%の地域もあるという。
『今は古着は必要とされていますか?』
と伺ったところ、やはり今では「新品」を必要とされているそうです。
新品となると、私たちで集めるのは正直難しいです。
「古着を募って、バザーを開き、その収益金で夏服を買う?」
なんて案も出ましたが、売れ残った物をどうするか・・・・
「フリーマーケットにして、売り上げの一部を寄付してもらう」
にしても、場所をどうするか・・・・
なかなか難しい問題が次から次へと・・・・
なにかいい案ありませんか?
そして、アーティストバンクさんから、支援物資の配布時の写真をいただきました。
前回の子ども服は
【岩手県釜石市】に200箱ほど
残りを
【いわき市】【北茨城市】に配られたそうです。
すべて、配られたそうで、皆さんのお子様たちの着た思い出の洋服は
今は誰かの想いでの洋服になっていることでしょう。
大人数の避難所では整理券が配られたりするようです。
そして、受け取られた方からのメッセージも
先日の支援物資、心から感謝しております。
まさか自分自身にこんな事がおこるとは思ってもおりませんでした。
津波で家が半壊し、一回の生活その物が全部だめ!
この先どうするか、主人と頭を抱えていました。
7人家族、またそこに住もうかと考えもしましたが、とても住める用な状態でもなく、孫三人かかえて、この先の見とうしもたたずどうするものかと考えました。
一日すぎ又一日考えるひまもなく、かたずけの毎日。
この団地に住める事になり、どうにか前に進むことができました。
この震災で人の暖かさ、身にしみて感じました。友達、会社の同僚、そして皆様方の暖かい心にふれ、毎日の生活にも笑いが出るようになりました。
余震がつづいておりますが、皆様もお体に気をつけて今後の皆様の活躍を心から応援させていただきます。
皆様からいただいた暖かい心づかい、私もどこかでおかえしできたらいいなと思っております。
文面で申しわけありません。
本当に本当にありがとうございました。
みなさんへ
このまえは、ありがとうございました。
わたしたちもがんばります。
みんなでちからをあわせてがんばっていきましょう。
じしんはこわいけどがんばります。
みなさんもじしん気をつけてください。
ほんとうにありがとうございます。
【がんばろう東北!!】
そんなポスターを見かけますが
本当に頑張らなければいけないのは、「非被災者」の私たちなのかもしれませんね。
できることを細く・長く
これからもみなさまのご協力をお願いいたします。