こんにちは
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます
昨日花粉症ボトックスの話題を挙げて、私は花粉症がほぼ治りました~とのんきな事を書いていましたが、今年はなかなか花粉量が多そうです。。。
昨日から喉がイガイガ、夜寝る前はくしゃみを連発するようになりました・・・。
仕事中はあまり気にならない程度だし、薬を飲むほどでもないのでヨーグルトで粘っております。
さて、先日エランセでのリフトアップをしていただいてから、ずーーっと考えていたこと。
「ヒアルロン酸でリフトアップするか、エランセでリフトアップするか、どうやって判断しよう?」という事。
単純に、ボリュームロスがメインのリフトアップならエランセ、そうではないならヒアルロン酸、という考え方だけでいいのかな
美肌効果が欲しいならエランセ、リフト力だけを重視するならヒアルロン酸???
それでもいいのかもしれないですが、もう少し根本的なところから適応を考えられないだろうか・・・
うだうだうだ・・・
まずエランセリフトとヒアルロン酸リフト、メカニズムから考えて
エランセリフト=biochemical lift up (生化学的リフトアップ)
ヒアルロン酸リフト=physical lift up (物理的リフトアップ)
と分けて考える事にしました(完全に私が作った言い回しだと思いますが・・・)。
おおお、なんかかっこいい、ちょっと論文でも書いたろかなって夜は思ったんですけど、朝になったらそれほどでもないな、という夜間妄想あるある。
そもそも、エランセでリフトアップさせる機序とヒアルロン酸でリフトアップさせる機序が違うので、2つのリフトアップ法は別々に考える必要があって、だからこそ使い分けるべきだと考えています。
では、どうやって使い分けるのか・・・
エランセは溶ける糸と同じ成分(PCL)とキャリアジェル(CMC)でできている注入製剤で、真皮にある繊維芽細胞を刺激し、自身のエラスチンやコラーゲンといった、お肌のハリを保つ成分の生成を促進する作用があります。
線維芽細胞からコラーゲンなどの生成を高める、という生体反応を利用したものになるので、エランセはbiochemical(生化学的)に働く製剤です。
一方、ヒアルロン酸はその名の通り、ヒアルロン酸です。なんじゃそりゃ。
体内にもヒアルロン酸はありますが、自身のヒアルロン酸生成を促進するのがメインではななく、外的にヒアルロン酸を注入し、物理的に量を増やすものなので、physical(物理的な)と言えると思います。
ただヒアルロン酸、エランセを含めたフィラーを注入するときの針やカニューレの刺激だけでも皮膚の創傷治癒機転が働きコラーゲン生成が活性化されます(美顔鍼などはこの刺激を利用しています)。
ここまで書くと、
「じゃあ、同じリフトアップするんだったらエランセの方が断然いいじゃん!」
と思ってしまいそうですが、
コラーゲンの生成能力って、個人によって違わなくない?
年齢によっても違わなくない?
という疑問がふつふつと湧いてきたのです
なんとなく、私の経験則ではありますが、エランセって、好き嫌いが別れるというか、効果の出方に個人差があるような印象もあって
…といろいろ考え、調べています。
このまま語るとすごい長文になりそうなので、次回に続きます
最後までお付き合い頂きありがとうございました
黒田でした
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