バレンタインと月命日。

こんにちは
虹色るみかです。

2月に入り、立春も過ぎて、
暦の上では春。

自宅近所の公園のあちこちで、
菜の花が満開です。

そして、今週は

バレンタインデーもありましたね。

実は私、
毎年バレンタインデーになると
今だに　凹みます(T o T)

空の上の息子MAMORUとの思い出が
走馬灯のように浮かんできて

毎年回想シーンが始まり
悲しくなるからです。

今日は、

MAMORUの月命日でもあったため、

遅ればせながら、

バレンタインデーに寄せて、
子どもを亡くした遺族としての
私の気持ちを綴ってみます。

（↑今年のバレンタインで、

ポケモンファンの娘に送ったポケモンチョコ）

（↓以下、過去のブログ記事より抜粋します）

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〈バレンタインデーに寄せて〉

MAMORUは
お腹にいる頃から
お寿司ごはんと
ケーキが大好きでした。

MAMORUが宿ってからつわりがひどく、
何も食べ物を受け付けなかった私が

唯一食べれたのがなぜか
「すし太郎」で作ったちらし寿司（笑）

安定期に入ると自宅のとなりにできた
ケーキやさんのカフェに
毎日のように通い

出産まであっと言う間に
17キロも増加してました！

そんなこんなで誕生したマモルは
2650グラムの小ぶりサイズ。
（残りの15キロは謎？〕

↑生後1週間のMAMORU

MAMORUは、赤ちゃんの時から
ミルクや食事の量は少なめで

食べさせるのにひと苦労でしたが、

ケーキやスイーツは大好きでした。

なので、バレンタインデーには

MAMORUが幼い頃から毎年一緒に
手作りのケーキやチョコレートを作っていました。

「マゼマゼ♪」が大好きで
泡立て器でまぜるところは
張り切ってお手伝いしてくれてました。

（↑3才の頃。実際には、マゼてるより、
生クリームを味見している回数の方が
めちゃ多かったようですが）

外遊びが大好きで
自然に触れるのがとても好きだったMAMORUは

元気な小学生へと成長していきました。

ただ、この時期、私はというと、
発達障害からの二次障害として
うつ状態（カサンドラ症候群含む）でした。

しかし、カウンセリングや
心理療法（ヒプノセラピー）をきっかけに

3ヶ月で
自分を取り戻し出しました。

それと入れ替わるかのように

今度はMAMORUの方が

小学校四年生後半から

不登校ぎみになりました。

（そんなMAMORUをサポートする力を
自分でつけたいと思い
私はこの時期から大学に入学し直して、
カウンセリングや心理療法を学びました。）

そんなわけで、MAMORU自身、
小学校時代は、女子からの
バレンタインチョコとは
縁遠い生活でした。

MAMORUが中学一年に上がる前に

私が子連れ離婚。

MAMORUの小学校入学に合わせて建てた
それまでの新築一戸建てを出て

私とMAMORUとその妹と三人での
狭いアパート暮らしになりました。
（あ、正確には、、　

ウサギ（ぴょん）とカメ（まんねん）

の2匹も連れてでした）

↑MAMORUの相棒　ぴょんちゃん

（MAMORUが他界した同じ年の暮れに他界）

MAMORUは、環境が変わったからなのか
中学一年の間は年間欠席1日で張り切って登校。

しかし、一年生で燃え尽きたのか

中学二年生からまた学校から足が遠のき

、、、つつも

（この頃からギターをはじめました。）

中学三年生後半からはどうにか復帰し、
毎日塾通いを始め、受験。

その頃からはバレンタインデーのチョコは

もっぱら娘と一緒に作り
MAMORUにもプレゼントしていました。

MAMORUは、
泥ナワ的ラストスパートのおかげか

まわりや先生からも

「ほとんど無理」といわれていた志望校に
まさかの合格をし、晴れて高校生に。

高校生になってはじめて
手作りの本命チョコをもらって

ドヤ顔だったMAMORU,

みんなで冷やかしまくったっけ。

でもたしか、10日も経たないうちに
まさかの破局だったよね（汗）

高校二年生の夏から

バンド活動を始めたMAMORU。

いつのまにかギターで引っ張りだこになり
色んなバンドのサポートをかけもちで
毎月ライブに出るようになって

いつの間にか人気者になってて　
その頃には6つのバンドをかけもちに。

その年のバレンタインデーには
他の高校の女の子たちからも
いくつかチョコをもらってきてました。

MAMORUは嬉しそうに私に言ってたよね。

「お母さん、オレ、ファンができたつたい！
こんなオレにでもよ？凄いど？

マジで嬉しか〜！！」

と、本当に信じられないような感じで
嬉しそうに報告してくれました。

不登校で、ネット依存で引きこもりだったけど、

中学2年の夏、ギターと出会って

それから「引きこもり」から

「弾きこもり」になって

どんどん上達していきました。

↑高校一年の夏

そしてそのせっかくの人気炸裂だった
バレンタインデーから

一ヶ月後、

ライブの2日前にいきなり1人で
自ら旅立ったマモル。

その日は、お母さんと、
バンドの練習スタジオの前で
待ち合わせしてたのにね。

韓国ドラマみたいな最期、、。

と、、そんな感じです。

バレンタインデーになると、、

バレンタインスイーツを
めちゃ嬉しそうに食べる
幼い頃からの
MAMORUの嬉しそうな表情が思い出され

つい毎年こんなことを
反芻してしまいます。

MAMORUが他界してからの私は、
チョコやケーキの手作りは
完璧にムリなった上、

しばらくは
MAMORUとの思い出がよみがえりすぎる
自宅のキッチンにも
立てなくなった私。

でもね、
MAMORUの人生最後のバレンタインデーが
たくさんのお友達に囲まれるようになって
笑顔だったのには

お母さん救われているよ。

今は、天国バンドのみんなや
天国の大物ミュージシャンたちと一緒に
自由にセッションしてるんだよね。

いつもサポートありがとう。