福岡県は田川市。
石炭採掘の地として賑わった町。
■田川市石炭・歴史博物館■は、旧三井田川鉱業所伊田坑跡地に 昭和58年に開館。
平成23年。
世界記憶遺産に登録された 山本作兵衛氏の筑豊炭鉱画に触れたくて行ってきた。
残念ながら 展示されてる作品は複製で、原画等の展示は今月27日からとなっていた。
寝掘り・手掘りと、当時は女性の重労働もあったとか。
採掘途中でのガス爆発など。
炭坑での出来事をはじめ、世相や当時の生活、風習や娯楽などが墨や水彩で氏の説明とともに描かれている。
炭鉱労働者たちを待っていたのは 不治の病である”じん肺”
企業や国を相手取り、筑豊じん肺訴訟を提訴。
”俺たちはボタじゃない” (ボタ=石炭や亜炭の採掘の際に発生する捨石)
18年と4ヶ月。
炭鉱労働者とその妻たちがが勝ち取った勝利の証である碑が、ここには建てられている。
伊田堅坑櫓
昭和43年竣工。
国登録文化財。
坑内へ出入りするケージを上げ下げするためのもの。
昭和期の炭坑住宅
途中。
機関車の足元で 気持ち良さそうにごろごろ日向ぼっこする猫発見。
動力用として蒸気汽缶が設置される。
この汽缶の排煙用として 2本の大煙突が築造された。
耐火煉瓦製で、高さ45.45m。
右手側が第一煙突。
左手側が第二煙突。
香春岳(手前から 一の岳・二の岳・三の岳)
石灰山。
セメント山。
長き年月にわたり採掘され続けてきた結果、標高は492mから270mまで低下したと言う。
”負の遺産”とされている。
「香春岳は異様な山である」
五木寛之氏の”青春の門”に、この山が書かれているらしい。
調べていくうちに興味が広がる。
読んでみよう。
パン博と ここ、博物館を目的とした日曜日。
風が強かったけど、陽射しがきれいだった。
忘れ桜。
ちょっと物悲しい歴史の数々。
スパっと削り取られた山の峰に、再生の息吹きは実っているのだろうか。













