志す想い | 花鳥風月

花鳥風月

Still world Beautiful

つい先日。

大切なお友達のお子様が他界されたそう。


享年19歳。






パティシエを目指してらした彼のお子様は。

就職先が決まった8日後に、この世を去りました。





私はその事を、恥ずかしくもつい最近まで知らなかった。

明るくお話してくれる彼からは、少しも想像できなかった。






これは、そのお子様の遺作となった、飴細工です。

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『花』と『艶球』と言われる、丸いものを作ったところで、最後を完成させることができなかったそうです。


彼は、「先生と同級生の手で、最後まで完成させてください」とお願いし。

できあがったのが、お子様と皆の想いがつまった、この飴細工。


花鳥風月






この写真を見せていただき。

お子さまの気持ちと、彼の愛情が伝わってくるようで。

たまらず涙してしまいました。






完成されたお子さまの遺作は、皆の作品の中央に配置されたそうです。


花鳥風月






― 今のケーキ屋さんは、ただケーキを販売するだけじゃダメだから。

   お客さまのイベントに答えるための演出には、感激が必要だから。

   飴細工の技術があると、違うから。


彼がお子さまに、飴細工の技術を薦めた言葉。

お子さまも、学校で学んで行くうちに、それを強く感じたそう。






お子さまの夢は。

自分の出すお店の1番の売りを。

子供のお小遣いでも買えるぐらいの、安くて美味しいものにしたいと、語っていたそうです。






彼と彼のお子さまの夢であったパティシエの道は。

志半ばで絶たれてしまったのだけど。

これから、たくさんの知識や技量、感動を覚えて行くはずだったけど。

その想いは託され、受け継ぐものが周りにはたくさんあることだと信じています。






愛する我が子を亡くして、間もないというのに。

想像できないくらいの悲しみを経験されたというのに。

そんな気配を見せなかった彼は、お子さまへの愛情をしっかりと持ってらっしゃるんだろうな、と。

悲しみは消えないけど、それにも増して愛情はいつまでも消えないことでしょう。

お子さまの話をする彼から、それが沁みるくらいに伝わってきました。





世に出ることのなかったお子さまの作品が。

ここを通して、皆に見てもらえるなら嬉しい、と寛大な心遣いをいただき、遺作の写真をお借りしました。

ありがとうございます。

いろんな人の目に触れて、お子さまの志が託されていきますよう、願っております。


ありがちな言葉だけど。


お子さまのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。






ちなみに。

内定されてたお店は。

愛知県日進市にある【パティスリー・キューブ】というお店で。

アップルパイが280円で、値段に釣り合わない美味しさですって。


一度、ご賞味くださいませ笑3クローバー