やえ | 虹の彼方に

虹の彼方に

日常遭遇した理不尽な事への怒りや疑問を書き綴ります。
記事を読み気分を害さたという方は訪問をお控えください。
あくまで共感できるよ!その気持ちよくわかるよ!という方の「いいね!」
嬉しく思います。


MVの映像が美し過ぎて



つい何度も観てしまう









風に吹かれ



散りゆく



薄桃色の花びらの中



肩を並べ歩いたあの日へ









おやすみなさい







話すことはないけど会いましょうって春の宵
排気ガスを浴びて終わらない夢を見る
巻き上げるダストが突き刺さって涙目
ちょうどよく覗き込む見知った顔がにじむ

行くあてもないまま歩きましょうって春の宵
境目をなくして淡い夢に落っこちる
ほとんどもう破綻している世界において
いまだ狂わずにいるその影が

揺らいでばっかのこの道の先で
どれほど光だったか知れない


話せば話すほど溺れていく春の宵
ひと挿し早咲きの八重の桜眺む
あれが枯れる頃答えも出るはず
きっと僕は引き下がることを選ぶ

澱んでばっかのこの瞳の奥で
どれほど思い浮かべたかなど言えない

せせらぐような声は喧騒を洗っていく
連れて行ってほしいと思う
かがり火のような熱は掠った手を焦がしている
今終わってもいいと思う

春の陽気に耐えられずに散っていく
僕こそ八重の桜かもしれない

揺らいでばっかのこの道の先で
どれほど救いだったか知れない
どれほど名を呼んだかなど言えない


話すことはないけど会いましょうって春の宵
きっとこれが最後のひとひらになる