The Pains Of Being Pure At Heartの心意気? | clover chronicles Ⅱ

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Beautiful You / The Pains Of Being Pure At Heart
Album「Days of Abandon」2014

インディーポップ・ファン(いまだに僕もその一人)待望の The Pains Of Being Pure At Heart の新作は驚くほど雑味の抜けたポップなサウンド。
確かにこれまでも80'sポップなテイストはあったけど、もっと(大成功した)1st、2ndの流れでガツンとシューゲーザー色で推してくるのかと思いきや意外なまでのソフトな音像と楽曲勝負な感触。

日本盤を買って訳詞見てたら「Beautiful You」に

 一晩経ったら、何か間違ってる気がしてきた
 フェルトの曲にあるように、僕は王座から降りた
 君にここにいてもらわないとダメなのに、君はここにいないんだ

 (対訳:今井スミさん)

そうか、インディーポップの王座から一旦降りてでも新しいところへ向かおうという意思表示なのかななどと深読みしてみたりしています。

「フェルトの曲にあるように」ってのはCDの解説にもあるように、Felt の「Dismantled King is Off The Throne」って曲のことのよう。

うん、なかなかいろいろ楽しめる若造バンドだ。負けてられんなあ。