The Headmaster Ritual / The Smiths 家大好き芸人 | clover chronicles Ⅱ

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The Headmaster Ritual / The Smiths
Album「Meat Is Murder」


85年発売のアルバム「Meat Is Murder」から。
歌詞はこんなふう。



喧嘩腰の残忍なやつらが
マンチェスターの学校をとりしきっている
みんな根性の曲がったろくでなし
教師が生徒を軍隊のように統率する
若さへの嫉妬もむきだし
1902年から同じジョークを言い続けている

ぼくは家に帰りたい
こんなところにいたくない

対訳:中川五郎さん


校長の話というのはなんであんなにつまらないのか。
あんなやつらに一体なにが教えられるというのか(現在もよく聞く話です)。
なんでみんなと足並みを揃えて行進をしないとだめなのか。
こんなところにいたくない。一秒でも早く家に帰りたい。
学校なんか行かなくていいなら、それにこしたことはない。

一貫してそんな児童であり、生徒だった僕は、この歌詞に出会った時、
心の底から共感をおぼえました。
スミスの曲、モリッシーの詞にそういうシンパシーの感じ方をした人はきっと多いんじゃないかなと。

ただ僕のような人は、「夜の校舎 窓ガラス壊してまわった」り、「盗んだバイクで走り出」
したりはしないので、今で言う「家大好き芸人、中学の時イケてない芸人(アメトーーーク)」の
ようなものなんでしょうかね。




Radio Head のカヴァーはかなりイケてる。かっこいい。でも、それゆえになんかニュアンスが違う。
結構 学校が好きそうやもんね。