diary | clover chronicles Ⅱ

clover chronicles Ⅱ

b-flower・Livingstone Daisy 八野英史の音楽年代記 クローバークロニクル2

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Diary / 遊佐未森
    Album「Aluhi-Halenohi」

遊佐未森さんの94年の作品「Aluhi-Halenohi」からです。
遊佐さんの作品としては異色のハワイのイメージでまとめられたアルバム。
ファンの方は他にもっと好きなアルバムや曲があるかもしれませんが、
僕はこのアルバムすごく好きです。

作詩に工藤順子さん、外間隆史さん、遊佐さん、奥山六九さん
作曲に外間隆史さん、遊佐さん
アレンジ、プロデュースに外間隆史+冨田恵一さん、Tony Mansfield

素晴らしい作家とプロデュースチームにもバックアップされて、遊佐さんの歌も素晴らしい。

それから言葉。
「ある日、晴れの日」ではなく「Aluhi-Halenohi」や「アルヒハレノヒ」(CDの帯はこの
カタカナ表記)にすることによって、もともとの言葉の意味や情緒を消したり、音声として
伝えるという手法は、スガシカオさんの「夜空ノムコウ」くらいから頻繁に使われるように
なりましたが、外間さんはこれをハワイの言葉のように響かせるというさらに高度な「技」を
94年の時点から当たり前のように駆使してはったわけです。
ね、「素晴らしい」でしょ。

外間隆史+冨田恵一さんチームには僕たちも同時期、メジャーになってからアルバムでアレンジ、
プロデュースをしてもらっていたので、より音に対する親近感もあるのかもしれません。

遊佐さんにはその後、b-flower「完璧なキス」でコーラスをしてもらったりしました。
(遊佐さんの声、近くで聴くとさらに美しいのです)

この曲は 作詩:工藤順子、作曲:外間隆史 の黄金チーム

「日曜には 鍵を開けて ふたりぶん お茶を沸かして」

いいですよね。こういう暮らしができぬものかとよく思いました。

近頃、いろんな人と積極的に連絡をとってみたい気持ちが出て来て(これは僕としては
非常に珍しいことです)、実は外間さんにも今週、10年近くぶりに電話しました。
なんか話しをしてると全然そんな久しぶりな感じじゃなく普通に楽しいのがワラケます。
遊佐さんや冨田さんにもまた会えるといいなと思います。