地の果てより発つ | clover chronicles Ⅱ

clover chronicles Ⅱ

b-flower・Livingstone Daisy 八野英史の音楽年代記 クローバークロニクル2

$clover chronicles Ⅱ-地の果て

地の果てより発つ / b-flower


98年の b-flower というアルバム収録の「地の果てより発つ」。

これもなんともコメントのしようがない曲ですね。

僕は「自虐的」になったり「自暴自棄」に陥りやすい人間で、
放っておくとどんどん「負に沈む」傾向があるくせに、
人に気に入られるよう頑張って上手くやっていこうと努力するのも苦手なため、
「なんだかなあ」の日が自然と多くなっちゃいます。

この曲ではいろんな状況や感情が混沌と入り交じった上に、僕なりにあがいて
前を向いているという感じです。

マイスペにアップしたのはシングルに入ってた Snow Bell Version 。
Voの声が儚すぎて、ヘッドフォンで聴かないとよく聴こえないかも。

マイスペース/bee


地の果てより発つ

そして美しく 春は訪れる
なにげない空を 茜に染めて
矢のように速く 根のように深く
わかりきる 思い違いもなくね

延々と闘争の日々にあって
世の末を憂いながら
風を追える 虹に触れる 翼を得るまで

やがて清らかに 雨に溶けてゆく
吐き出した息の霧はたち消え
負に沈むごとに 闇をぬぐう手に
続いてく 何の疑いもなくね

暗雲と妄想の海に酔って
悲しみに暮れながら
朽ち果ててく 土に還る その日が来るまで

些細なまま 日溜りをわけもなく
ウグイスの巣で暮らすあてもなく
唯一無二 僕は僕のままで
孤高で行くんだよ

延々と闘争の日々にあって
世の末を憂いながら
風を追える 虹に触れる 翼を得るまで

ひどく穏やかに 芽を吹く緑の
こめかみに秘めた 強く汚れのない意志
いつでも感じていたいよ
いつだって思い違いもなくね
いつだって疑いもなくね