ロックの殿堂 | clover chronicles Ⅱ

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b-flower・Livingstone Daisy 八野英史の音楽年代記 クローバークロニクル2

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No fun / The Stooges
    Album「The Stooges」


なにげなくネットのニュースを見てたら2010年のロックの殿堂入りアーティスト発表!
という記事が…。

なんじゃ?ロックの殿堂って?!
僕の中では「ロック」という言葉と「殿堂」という言葉は水と油、意味がさっぱりわからん。

なんでも来年の受賞者はアバ、ジェネシス、ホリーズ、ジミー・クリフにストゥージズだと。

ここで言う「ロック」の基準が何なのかはよくわからないけど、ストゥージズはたぶん
ロックだなというのは僕でもわかる。

ストゥージズ!
イギー・ポップが、前年の受賞者=プレゼンターからトロフィーかなにかを受け取って
「俺をこの世に誕生させてくれた父と母、また、この素晴らしい場を提供くださった
関係者の皆様、そして神に感謝します、サンキュー」なんてスピーチしちゃったりするんだろうか。

観客はスタンディングオベーションで彼を讃え、彼の脳裏には、それまでの楽しかったこと
苦しかったことが走馬灯のように甦り、込み上げてきた熱いものが頬を…。

いやいやそんなはずはない。
イギーポップは上半身裸で登場するやいなや、プレゼンターの頭をはたき倒し
トロフィーを毟り取ったかと思うと、大声で「NO FU~N!NO FU~~N!」と
ひとしきり叫んだ後、おもむろにそいつを客席に放り込み、司会者に向かって
放送禁止用語を連射しながらアバの金髪のほうのねえちゃんを引き連れ
そそくさと会場を去るのだ。

なるほど、そうか、そういうことか。楽しそうじゃないか授賞式。

ちなみにこの曲、b-flowerでカヴァーしてライブも演ったぜマイベイブ。