私が情報開発室へ異動してから、不動産のシステムの勉強や言語の勉強などしていました。
しかし、その部署はとても大きな爆弾を抱えていたのです。
不具合の発生率が高い
賃貸管理システム
その対応を私の上司がしていました。しかし、そのシステムを開発したスタッフはとっくに退職してしていましたので、私の上司がそのシステムについて状況を報告したところ、なぜか上層部からの評価が下がってしまい、挙句の果てにはその上司さえも退職してしまったのです。
もともと情報開発室は2~3名いる部署だったのですが、私一人(当時22歳)になってしまったのです。
そして、不具合の対応がまだ経験未熟な私がスピーディーな対応ができず、対応ができないことを社長に報告したところ、私とそのシステムを開発していた当時協力した業者の社長と2人で販売した先へ謝罪に行くように指示を受けました。
会社に残っている資料から販売した先でまだシステムを使っている所を調べ、全国数ヶ所のクライアントのところへ出張することになりました。
1日目:福岡→仙台→札幌
2日目:札幌→東京→群馬→東京→大阪
3日目:大阪→広島→福岡
22歳で会社の代表として謝罪に回って、罵倒されて、仮払金が足りなかったので手出しで数万円近く使う羽目になったりと今考えるととんでもない目に遭っていました。本当にわけのわからないままとにかく謝罪して、移動して、謝罪して、移動しての連続でした。
振り返るとこのころから責任を取らされていたんだなぁ。
しかし、改めて考えるとこの全国行脚のおかげで度胸がついたかもしれません。