キジンは身代わり赤ちゃんの母親と言う女を連れて来た。
「あの時の事をどうやって謝ればいいのか」と院長。
「もう過ぎたこと、忘れました。やっと忘れたのに、また蒸し返すなんて・・
本当は来たくなかった。もう十分気持ちは分かった。
二度と会いたいとは言わないで。」帰ると言う母親に院長は
「お礼がしたい」と言うが、母親は「あの時十分もらったから」と言って席を立つ。
身代わり赤ちゃんの母親は実はキジンの叔母だった。
キジンに頼まれて演技していたようだ。
キジンは院長のところに戻り、
「これで満足ですか?もう赤ちゃんのことは忘れてください」とお願いするキジン。
サムセンはジソン父から
「サ社長が育てられなかった時、おばさんにお前は育てられた。」と聞き、
「やけどの後?その人、やけど跡のこと知っている?」とサムセンは聞く。
キジンは会社に戻ってきた。サムセンが来ているのに驚く。
「オ社長から聞いた。赤ちゃんの時、叔母さんに預けられたと・・
その人に聞きたいことがある。どこに住んでいるの?
オ社長の奥さんにも聞いた。やけどのことで、跡が残ったって・・・
なのに、今は傷がないの。ア~社長ならご存知よね?
本当に私にはやけどの跡が?私には大事なこと。教えて」とサムセン。
「おばさんは亡くなってしまった。やけどの跡もあった。
医者が言うほど深いやけどではなかったので、消えたのかもな?」
「いつまで叔母さんの家にいたの?」
「4歳までだ」とキジン。
ファン先生は診察時間が終わっても家に帰らず、
「薬房にいる方が気が楽」と言っている。
「師匠にはもらってばっかりなのに、私は何もしてあげられない」と
サムセンは謝る。
そんなサムセンを見て「本当によく似ている、話し方まで・・そんな人がいるんだ」
とサムセンにいってファン先生は帰っていく。
入れ違いでジソンが来る。
「師匠は私が誰かに似ているっていううんだけど、誰かしら?
もしかして山小屋で兄さんがもっていた女性胃の肖像画と関係が?」
「ファン先生の初恋の人さ」とジソン。
マンネはキジンに「サムセンと仲良くしろ」と言われたことを思い出し、
急に食事の用意をしたり、サムセンに優しい言葉をかけている。
食事中、マンネの料理を褒め、「やっと母さんのおかげで家族らしくなった」と
チャンシクは喜んでいる。
食後サムセンはチャンヒに自分の肩にやけどの跡が少しでも残ってないか
見てもらうが「ホクロひとつない、本当にきれいだよ」とチャンヒは言う。
キジンはグモクに「ドンウに会ったか?」と聞く。
「ドンウは何も知らないようよ。自分のボタンが消えたことにも気づいていないわ」
キジンは信じていないようだが、
「2人は以前とは違うし、ドンウはお葬式にも行っていない。
問題はジソン兄さんよ。彼には何でも話しているはず・・」とグモク。
ジソン両親はジソンの帰りが遅いのは図書館で勉強しているからだと思っている。
ジソンは教授が中央情報部に捕まって投身自殺したが、
その死に疑問を持っていると知り合いから聞き、気になっている。
キジンは高官に会っている。
高官は教授が投身自殺したことで、いろいろな団体から抗議を受け、
死因の原因究明を迫られているようで、キジンに愚痴っている。
院長は先日会った身代わり赤ちゃんの母親のことを思い出し、
自分は間違ったことをしたのだろうかと考えていると、
ジソン父の使いでサムセンがやって来た。
「亡くなったお父さんのためにも勉強を頑張るんだぞ」と励ます院長。
サムセンは「ファン先生の初恋の人を知っていますか?
その人が私に似ているそうです。気になって・・・」と聞くと
サムセンの質問に驚く院長。
食事中サムセンは再度院長に質問するが、院長は答えず、
席を立ってしまう。
ヘジュはサムセンに
「ファン先生の初恋の人は院長の奥様。グモクのお母さんよ」と教える。
サムセンが帰ると、院長は「どうして私は気付かなかったんだろう」とつぶやく。
ドンウは自分が作った薬をキジンに渡しに来る。光栄だと喜ぶキジン。
キジンはサムセンの様子を聞くが
「最近は話していないんだ」とドンウ。
「お互い気まずいし、引っ越したらどうだ?」とキジンに言われるが、
「会社が落ち着いたら引っ越す」とドンウは言う。
ドンウはオソン商会にも行き、薬を渡す。
サムセンに会い「私には薬、くれないの?」と言うと
「オ社長に見せてもらえ」と冷たい態度をとるドンウ。
サムセンは「私が師匠の初恋の人に似ていると聞きました。だから弟子に?
その人が誰かも知っている。ポン院長と仲たがいしたのもそれが原因?」と
ファン先生に聞くが・・・
「どうして院長は一度も気づかなかったのかしら?」とサムセンはつぶやく。
ドンウは院長にも薬を渡しに行く。
「念願がかなったんだ。頑張れ、困ったことがあったら、連絡しなさい」と院長。
「グモクとはどうだ?私の娘をあまり苦しめないでくれ。」と頼む院長。
医院から出るとドンウは帰ってきたグモクに会う。
グモクはお茶に誘うが、ドンウは忙しいからと断る。
医院の前で赤い服着た老女がグモクを見ている。
「もしかして、この家に住んでいる?ポン医院の娘?」とグモクに聞く老女。
家に入ろうとするグモクを見て、「健康に育ったものね」と老女はつぶやく。
グモクは振り返り、老女を見ている・・・・・