「俺は君が離れたとき、死んだんだ」と言われ、肩落としてマンボク堂に向かうスンヒ。
院長が見ていた。
喫茶店でテボムと院長が会っている。
「スンヒと話しているのを聞いた。ベトナムの件、考え直して。お母さんのことも考えなさい。」
「ほかに話でも?」
「実は結婚を考えている。キム女史と再婚したい。
驚かないところ見ると予想はしていた?君が同意してくれれば人生共に生きるのは
問題ないかと…ベトナム行やめて私とお母さんの門出を立ち会ってくれ」
「僕は関係ありません。」
「純粋にお互い好きなんだ。キム女史は母である前に女なんだ。わかってくれ」
「勝手にして・・・ベトナムのことは母に内緒にして下さい。知られても行きます。
でも母を苦しめないで」
「手紙は私宛に送って…お母さんに渡すから」
マンボク堂
クムドンが仕事から帰って来た。
ユンシクはクムドンに「おばさんにスンヒのこと言わせないようにお願いします」
と言ってるとスンヒが帰って来た。
みんな集まり、近況を聞くスンヒ。
スンヒはヤンジャとユンシクに
「昨日スンアに会ったの。連絡先は聞けなかった。
スンアはおしゃれしてすごくきれいだった。元気そうでした。スンアが変なことを・・
私とスンアは双子ですか?自分はマンボク堂と何の関係もない他人で
育ててくれて感謝すると、嫌がらせのつもりかと思ったけれど気になって・・
心当たりないですか?」
「どうせバカなこと言ってるだけよ。よく言ってたでしょ。自分は捨て子だって」
「そんなこと気にしなくていい」とユンシク。
スンヒは郵便局へ行く。
テボム母は泣いている。ウィジュが見ていた。
院長はテボム母を診察室に呼んで、「気をつけて行ってきてと伝えただけ」
「テボムがアメリカにいる間は私たちのことは保留にしましょう」とテボム母。
「アメリカ転勤はテボムの将来のためにいいことです。
会社に認められたわけですから。悲しまないで」と院長は慰める。
コプタンは「ミスコリア大会の協賛して社会に貢献しなくちゃ。
パク検事も検事正の娘と別れたし、カン課長もベトナムだし、
私の思い通り、これでヨノンが合格すれば…」
「パク検事とヨノンはありえないからな」と社長。
スンヒはノギョンに電話する。
「テボムおじさんに会ったの。ベトナム行くって」
「こっちに帰ってきたら、僕も話してみる」
「私たちの想像以上に傷ついているみたい」とスンヒ。
テボムがソウルに帰って来た。ノギョンが訪ねて来た。
「母にはアメリカに行くと言った」
「行くな 。頼むよ。報道されているよりずっと深刻な状況だと・・
気持ちはわかるが、極端過ぎるぞ」
「ソジンさんを捨ててスンヒを選んだお前も同じだ。
スンヒを選んだのは彼女が好きでその選択しかできなかったと思っている。
だから、お前も俺には、この選択しかないと思ってくれ。
ノギョン・・スンヒを頼んだぞ・…」とテボム。
スンヒは赤ちゃんの肌着に刺繍している。
食事の時間、
「ソウルに戻ったら、スンアを捜して」とスンヒに頼むおばあさん。
スンヒは刺繍した肌着をパンスンに渡す。
「新しい家族ができるし、何かしてあげたくて、次は赤ちゃんの服作りますね」
「食事終わったら、私の部屋に来て」とスンヒにパンスンは言う。
まわりは動揺している。
「心の中であなたに意地悪してしまったの。ごめんなさいね。
ソウルでは住み込みで大変でしょ。頑張りなさい」とスンヒに言うパンスン。
おばあさんの部屋で、パンスンとクムドン達は肌着を見ている。
「私たちの子どもがこれ着て、すやすやしているのを想像してみてよ…」とパンスン。
ヤンジャが入って来て、
「スンヒを励ましてくれてありがとう。おばさんに怒鳴ったことは謝るわ。許して」
「私をにらみつけるのはやめてね。」
「刃向ってすみません」とおばあさんにも謝るヤンジャ。
おばあさんも言い過ぎたと言ってヤンジャに謝る。
スンヒはユンシクの手伝いをしている。
工房の社長が弟子にしてくれたこと。絵より染色が面白くなってきたことなど話す。
ユンシクはテボムのこと聞き、結婚するならテボムのような人とするようにと言う。
眠れないスンヒ。庭にいるとヤンジャが来て、
「スンアをソウルに行かせたのは私。結婚が嫌だったから、無理矢理にはできなかった。
スンヒも嫌なことあれば必ず私に話してね。助けてあげるから…」
次の日
テボムがベトナムに行く日だ。出発が早まったようだ。
テボム母に電話で伝えると健康だけは気を付けてねと泣いて言われる。
社長とヨノンが空港まで送るというが断るテボム。ノギョンは会いに行くが、
車に乗っていってしまった。テボムは一人で行ってしまった。
スンヒは一人で店にいるとノギョンが来た。
「テボムを遠くから見送った。」
「無事に戻るよね」
「絶対に…・、苦しむなよ。テボムが戻ってきたときは二人で一緒に迎えに行こう」
「必ずそうしましょ」
「ダミウル。紹介したい人がいるんだが・・…」
ミスコリア大会予選日、
控室で、準備している参加者たち、チュンボンが落ち着かない。
コプタンがやって来て、スンアにエールを送る。
ノギョンはスンヒを療養院へ連れて行き
「おばあさん、僕の彼女だよ、きれいでしょ」
スンヒに向かって「外傷性認知症なんだ。昔の記憶はないし、話せないんだ」
「社長が療養院から帰ると悲しい顔を・・・理由がわかりました。
おばあさん、早くよくなってね、時々来ますね」
おばあさんはスンヒの顔をじーっと見て、手を取り
「お前はミョンジュ?」