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少年記 楽曲解説シリーズ
今回は、少年記 2nd Single「ガゼルバベル」より、
『LONELINESS PRINCESS』の楽曲解説を。
ガゼルバベルとはまた違った表情の、可愛らしさも垣間見えるキャッチーなナンバーです。
取材等を受けるにあたって、一度自分で書き起こした物の修正、加筆版になります。
LONELINESS PRINCESS
music:Nao,コウ
lyrics:コウ
programming:Nao
・作曲・プログラミング面
もともと半年以上前にNaoが上げてきたデモがあって、
個人的にすごく気に入っていたので、どこかで使えないか密かにずっと機会を伺っていました 笑
当初ガゼルバベルのカップリングは別の曲で進め始めていたのですが、
『いや、やっぱこれにしよう!!』って 笑
別の曲を進めていたNaoとeikiのぽかんとした顔が今でも思い浮かびます 笑
あの時はごめんね 笑
メロディに関しては、AメロとサビはNaoのデモからほとんどいじっていません。
一度聴いたらすぐに頭に残るキャッチーなメロは、Naoの専売特許ですね。
BメロとCメロのみ、当初はバッキングしかなかったので僕が作りました。
ボーカルワークに関しては、
シャッフルビート特有のリズム感を重要視しました。
なかなかノリをだすのが難しくて、プリプロやRECでも苦労したのを覚えています。
Bメロに関してはPANを振って、女子の葛藤をイメージしています。
所々にオク上のコーラスや、haha系のバックコーラスを入れて厚みを出しています。
サビは特にブレスの位置が難しかった。
おそらく半拍よりもさらに早いタイミングでブレスしないと追いつかない場面があります。
メロをどうしてもいじりたくなかったので、この辺は戦いでした、自分との 笑
ただ、サビ終わりのAh~は、歌っていても気持ちいいです。
Cメロ(震える指が~)に関しては、ザ・Cメロ!を意識しています。
今まで少年記の楽曲では、落ちサビや静かサビなどはありましたが、
ここまではっきりしたDメロは初めてだと思います。
構成、プログラミングはそのままNaoに一任しました。
もともNaoが作った楽曲なので、そんなに時間はかからなかったと思いますが、
いろいろな要素が盛り込まれていて、聴いててとても楽しい気持ちになる作品に仕上がっています。
以下、Naoのインタヴュー
『ライブでお客さんのノリなどを考えエンタメに凝った作品になってます。
シャッフルビートにハードなリフを織り混ぜつつ少年記のテーマになってる「美」をうまく融合できたと思います!
Bメロでは少しダークかつメルヘン的な展開から一気にサビでキャッチーになるという感じで、もちろん今回もコードワークはとても気を使いました。
バックにはブラス、ストリングスをふんだんに使い要所要所ピアノ、オルガン、アコーディオン、アコースティックギターなどが入りゴージャスにサウンドになってます♪』
Naoの言う通り、ライブでも楽しめるナンバーに仕上がっています。
お楽しみに!
・作詞面
仮タイトルは元々、これの和訳版だったんですが、
なんか違うな、と思い英訳した方を本タイトルにしました。
文法的にはLONELY PRINCESSの方がしっくりくるのですが、
ここは語呂で選びました。
またしても、女性視点のこの歌詞。
この歌は女性視点の歌にしよう!なんて決めていたわけではないのですが、
描き進めると自然とこうなっていきました。
なんか、自分のなかでそういった線引きがあるのでしょうか。
自分でもわからないのですが、インスピレーションに身を委ねるのもいいかな、
と思っています。
ただ、『YOUR LIES』『もう話すことも、逢うこともないあなたへ』然り、
女性視点の歌詞ではあるけれど、男にもこういう女々しい感情はあるものだと思っています。
“女々しい”って言葉があるくらいなので。
全体を通すと悲しい歌詞なのですが、
姫 ということで少しメルヘンな可愛さを持たせています。
「報われないお姫さま」というフレーズが
なんだか現代ぽくて個人的には気に入っています。
同じような意味合いであっても何かしらフィルタを通すことで、
色々な表情が生まれるんだな、と、この楽曲の作詞をしていてすごく感じました。
本当に言葉は奥が深いです。
言葉の使い回しに関しては、そんなに難しいことはしていません。
メロが直球なので、歌詞も直球に。
ただ世界観の土台を作るのにはかなり時間がかかりました。
それがないと本当に歌詞は描けません。
言葉選びよりも、まずは土台。
いつもここが一番苦労するのですが、それが確立されると、
あとは自然とペンが進んでゆきます。
前述しましたが、ライブでもかなり盛り上がりそうな曲。
楽しみにしててくださいね。
以上、楽曲解説でした。
ろりぷり、いっぱい聴いてくださいね。
2nd Single「ガゼルバベル」は本当に、
振り幅が広く、且つ振り切った作品になったと思います。
次回作の制作も、今以上に素敵な作品になるよう、頑張ります。
http://shounenki.jp/
【LIVE SCHEDULE】
・06/29(日)高田馬場AREA
・07/13(日)KYOTO MUSE
・07/19(土)高田馬場AREA
・07/23(水) 高田馬場AREA
・07/24(木)HOLIDAY NEXT NAGOYA
・07/29(火) 高田馬場AREA
・07/30(水)心斎橋VARON
・08/03(日) 高田馬場AREA
・08/07(木)大阪・FanJ twice
・08/09(土)名古屋MUSIC FARM
・08/10(日)浜松Force
・08/16(土)Ash OSAKA
・08/17(日)渋谷REX
・08/18(月) 高田馬場AREA
・09/07(日)高田馬場AREA(少年記3rdワンマン )