2nd AL 楽曲解説3『R&J』 | 少年記 コウ オフィシャルブログ「WORD BOUTIQUE」Powered by Ameba

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2nd ALBUM『Bloom -in my withered garden-』
楽曲解説

ここでは、2nd ALBUMの中でも自分が作詞作曲した楽曲
(bloom beautifully、YOUR LIES、R&J)を
ゆるりと解説していきたいと思います。

前回のYOUR LIESを書いた辺りから
制作がすごく立て込んでしまって遅くなっちゃいました、ごめんなさい!


本日は3曲目、アルバム3トラック目の
R&Jです。






R&J
music:コウ lyrics:コウ programming:Nao


・作曲・プログラミング面

本作に関しても、キャッチーなメロを!!っていうのを大前提に、
YOUR LIESも然り、何かフック的なものが欲しいな
(この曲だと、ふぉーりんえんじぇるっ!!のところ)
というのがあって。
それと自分が音楽をやっていく上で、根本に根付いているR&Bを、
うまく今の少年記サウンドと融合出来ないか、ということが一番の課題でした。

R&B特有の雰囲気と、ロックの持つ激しさ、
且つシンセサウンドというよりかは、生の楽器が産み出す繊細さを軸に、
構成を組み立てていきました。
要は、いい意味でも悪い意味でもごまかしが効かないので、
その変はすごく大変でした。
ボーカルワークに関しても、そこまで難しいことはやっていない分、
ボーカル単体の力強さと儚さが要求されて、
自分との格闘。
ただ、かなりいい具合に女性ボーカルにサポートされているので、
その辺は助けられています、正直 笑

サビは絶対ヴィジュアル系!!が自分のテーマなので、
とにかく楽曲の輪郭が変な形にならないよう、そこに一番気を使いました。
抑揚をつけるためにサビの二回しめは超早口のフレーズにしています。
ここが一番RECでも苦労したなぁ。笑


本作のプログラミングはNaoに担当して貰いました。
なんせ最初に自分が描いた構想がなかなか無茶だったので、笑
Naoには苦労かけたと思います、ありがとう。

以下、Naoさんのインタヴュー♪
↓↓
『R&Jはコウからもらったデモからだいたいの構成は出来ていて、
この曲もデモの段階で女性ボーカルは是非入れたいなって思ったよ!

そしてイントロ部分は是非R&B要素を取り入れたくて、
打ち合わせしてる時からだいたいやりたい事がコウと一致だったのはよく覚えてる!

でもイントロ部分のフレーズとそこからハードなリフに切り替わるフレーズは
実は結構作り直してて、なかなかコウのオッケーが出なかったのも覚えてる!笑
ちなみにそこの部分は現代のラウド的なリフというよりは
80sくらいのハードロックを意識したかな!
ガッツリヘビーというよりは洒落た感じを出したかったんだ!

というわけで基本全体アレンジはハードロック調にしていてサビはとにかく美しくをテーマに!
サウンドのこだわりとしてはコードの重ね方かな!
全部転回系のコードにしてます!
同じ音でも重ね方でだいぶ響きが違うのでより美しく聴こえるように仕上げてます!
ソロは激しく、そして儚く、俺なりのこの歌に対するイメージを全開でギターで表してみました!
落ちサビは更にコード進行を変えピアノ、ストリングで包み込むように!

ラストの女性ボーカルのセクションはブラスを入れてダンサブルに仕上げたけど、歌詞の内容にそぐわない用に儚さのテーマは外さないよう使う音には気を付けました!』


全部びっくりマーク!!笑

ちなみにこの曲のギターソロ、俺も大好きです。
ただ単なる早弾きというよりかは、ソウルで弾くタイプ!!
Naoらしいよね、ライブでも注目のワンシーンです。






・作詞面

よくお客さまから、『R&Jって何の略なの!?』と聞かれることが多いのですが、
本作の詞のテーマは某シェイクスピアの某超有名戯曲です(ほとんど言っちゃってる)。

楽曲の世界観をふわふわ想像していた時に、
現実味を帯びた詞よりも、
どこかファンタジーな世界観の方が合うなぁ、って思ったのがきっかけです。


もともとそういった世界観がすごく好きで、
少年記だとARTLESSNESS BOYがそれに近いんだけれど、
またそんな詞を書きたいなぁって思ってて。

ただ、ARTLESSNESS BOYとの違いは、
今回は恋愛要素を盛り込んだというところ。

そこからR&Jの土台が出来上がりました。


もちろん物語を参照にして描き進めていったんだけど、
自分なりの解釈、価値観も盛り込んで、
ちょっとばかし原作とは違う感じになっています。
なんせサビの頭がFallin' Angelなので 笑

あまりにものめり込みすぎるとただの自己満になってしまうので、
現代の人が見ても共感出来るような、そんな歌詞の世界観を目指しました。


ど頭イントロの、何気ない毎日のような静かな日常から、
まるで異世界に飛び込んだようなハードなリフに切り替わる部分。
そこから物語が始まって、
最後のアウトロでまた日常へもどってくる。そんなイメージです。

恋愛にもそれに通ずるものがある、と思っていて。


恋愛している時って、全てがきらきらしていて、全てがどろどろしているように見えて。
相手の出方次第で、瞬間で180度変わってしまう。
もう嫌!!って思った次の瞬間には、やっぱり会いたい!!みたいな。
そして叶わない、もしくは結ばれない恋ほど追いかけてしまう。
平坦ではない、そんな目まぐるしい毎日を、なぜか夢見てしまう人々。
それはきっと、刹那の輝きがあまりにも眩しいから。

だからきっとこの某シェイクスピアの某戯曲は、いまだに語り継がれる作品なんだろうね。



この解説を読んだら、またもう一度R&J聴いてみてください。
きっと新しい世界が見られるかも!?







というわけで、
2nd ALの楽曲解説は一旦ここまでとなります。

5月に発売する、『ガゼルバベル』もまた書けたらいいなと思っています。


ちなみに、他の楽曲はこちら↓↓
2nd AL 楽曲解説1『bloom beautifully』
2nd AL 楽曲解説2『YOUR LIES』











http://shounenki.jp/

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・03/03(月)OSAKA MUSE
・03/04(火)新宿RUIDO K4
・03/06(木)渋谷REX
・03/14(金)OSAKA MUSE
・03/19(水)渋谷REX
・03/23(日)OSAKA MUSE
・03/26(水) 仙台MACANA
・03/29(土) 大阪RUIDO
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・04/04(金)渋谷REX
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