仕事帰り、東の空においしそうなクリーム色の月がちょうど出始めた所だった。

そろそろ月の出が見れる頃と思ってはいたが、あまりに唐突で、大きく、明るく、最初は月だと分からなかった。


雲が月明かりを反射して不気味なシルエットを浮かびあがらせていた。

天空の城ラピュタの雲が竜の巣なら・・・さながら暗黒竜の巣とでも言うべきか。

一瞬で雲は晴れてしまったが、綺麗だった。



CLOUDNOTE-雲の旋律-




CLOUDNOTE-雲の旋律-

今回の観察会は、快晴で天の川が確認出来るくらいの星空に恵まれた。

今まで3回ほど行っていたが、毎回雲や雨に好かれて星空を見れない状態だったのでようやく八ヶ岳の夜空を満喫できた。


この施設は星を見る為に、特別な建物を作っている。

50人ほどが入れる小さな体育館の様な建物だが、天井が電動スライドして建物に居ながらにして星空が見れるのだ。

床には床暖房がついており、毛布も完備。温かくして寝転がると、先生がレーザー光線で生の空を指しながら解説して下さる。

昨今のプラネタリウムの技術はもちろん目を見張るものがあるけど、実物の星を指しながらの解説は空間的広がりが比較にならない。

また、建物内に20cmの完全電動の望遠鏡が4つも備え付けてあるという豪華さ!

一度に4つの星を見れたり、木星とかを4つの倍率で見比べるなど、星好きにとっては涎が出そうな設備なのである。


もちろん、自分の望遠鏡を持ってくれば温かい環境で自分の見たい星を見れる。

頭上には星、星、星。宝の山にうずもれた様な気分で宝探しに励んだ。



木星
金星
土星

ベガ
アルビレオ
ガーネットスター

アルクトゥールス
北極星
コカブ

散開星団M37
M42 オリオン大星雲
M44 プレセペ星団
M45 すばる

ダブルダブルスター

プロキオン
ベテルギウス

リゲル

M27 あれい状星雲

M31 アンドロメダ銀河

散開星団M36

NGC7662 青い雪だるま
ハートレー第2周期彗星

太陽(黒点観測)

etc...



覚えている限り、これだけの天体を観測出来た。


タイムリーな所でハートレイ彗星を見たいと思っていたので、見れたのは嬉しかった。

ちょうど、正面から見ている格好になる為ほうき星の特徴である尾っぽは見れないのだが、星雲の様にボヤっとしていて綺麗だった。


夜だけではなく、朝や午後にも20cm望遠鏡を出して下さったので、昼間の星もいくつか見せてもらった。爪の先の様な欠け具合が美しかった金星や、太陽の黒点まで観測させてもらい最高の想い出となった。



秋の夜長になり夜、晴れる事も多く星も見える季節になって来た。

毎年、この時期に八ヶ岳へ天体観測に行く。


ひょんなことから川崎市青少年科学館で知りあった星仲間と一年ぶりの再会である。

平均年齢はおよそ倍くらいある方々・・・でも好奇心旺盛な皆さん。本当に若い。

元気の秘訣は自然に興味を持ち接する事なのかも知れない。


何故、八ヶ岳なのか。

それは、川崎市では八ヶ岳に少年自然の家を持っているからだ。


八ヶ岳のこの時期はまた、紅葉のシーズンでもある。

今年も美しい紅葉が迎えてくれた。


CLOUDNOTE-雲の旋律-



CLOUDNOTE-雲の旋律-


CLOUDNOTE-雲の旋律-