仕事帰り、東の空においしそうなクリーム色の月がちょうど出始めた所だった。

そろそろ月の出が見れる頃と思ってはいたが、あまりに唐突で、大きく、明るく、最初は月だと分からなかった。


雲が月明かりを反射して不気味なシルエットを浮かびあがらせていた。

天空の城ラピュタの雲が竜の巣なら・・・さながら暗黒竜の巣とでも言うべきか。

一瞬で雲は晴れてしまったが、綺麗だった。



CLOUDNOTE-雲の旋律-




CLOUDNOTE-雲の旋律-